タイトル:【虐】 続々々々々々々々々々々々・実装小話   庭に住み着いた実装 他1作
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作者:kobeUS 総投稿数:45 総ダウンロード数:1224 レス数:4
初投稿日時:2019/05/17-16:31:52修正日時:2019/05/17-18:07:02
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      続々々々々々々々々々々々・実装小話    その16     庭に住み着いた実装

 出張から帰って来て庭を見ると、何故か段ボール箱が置いてあったので、びっくりした。
 糞蟲が誰の断りもなしに、俺の家の庭に実装石が住み着きやがった。
 仔実装3匹も連れて来やがって。
 普段から出張が多くて、殆ど家に居なかったから、勝手に庭に入っても咎められなかったからか。
 親実装の目を見たら、両方赤いな、どうやら妊娠しているみたいだ。
 勝手に住み着いた上に、これ以上仔実装を増やされたら、臭いし汚い。阻止してやる。

 仔実装を産んで体を包んでいる、液体を取らなければ、仔実装の様な体型にはならないと聞いた事がある。
 それが上手く取れないと蛆のままか。
 彼奴は、俺が出張から帰って来てからずっと、段ボールの中にいる。
 もしかして動ける内に動いて、食糧調達をしなくて良いように貯め込んでいたのか。

 奴が、家の外にガキを産みに行ったら、門を閉じて入れなくしてやる。
 この家にある水と言えば、外に取り付けてある散水用の水道だけか。
 水道栓を開けられない様にカランを取り外し、外に置いてあったバケツも片づけた。
 これで外に出ないと、仔実装は産む事は出来ない。

 次の日、庭の実装は、思った通り庭にある水道を使おうとやって来た。
「デデッ!水道を出す丸い物が外されて無いデス!此処に置いてあったバケツも無いデス! 仕方ない外に産みに出るしかないデス!
 飲み水の確保もして来ないと駄目になったデス!
 子供達ワタシは、今からお外に出るからお留守番お願いするデスよ」
「ハイテチ!」

 思った通りだ、彼奴は俺が留守の間、勝手に水道とバケツを使って、飲み水の確保をしていたのか。
 彼奴が、大きな腹を抱えて出て行った隙に俺は、門を閉めて中に実装が庭に入って来られないようにした。
 庭にある段ボール箱と、留守番をしている3匹の仔実装を、野良が住んで居る公園に捨てて来るか。
 トイレのある公園は、彼奴の足で往復10分は掛かる。更に仔実装を連れて此処に帰るとなると30分は掛かるだろう。

 庭に居る仔実装達は、鬼ごっこを始めたみたいで、俺のいる場所の反対方向で遊び出した。
『チャンス!』俺はそう思い、コロリを段ボールの前に置いた。
 すると......。
「何かいい匂いするテチ!」
「コ......コンペイトウが落ちているテチ!」
「食べるテチ!」
 奴等は、何も考えて居ないのだろうな、それを口に入れて食べだした。
 暫くして......。
「テッ.....」≪パキン!≫
「テチャ......」≪パキン!≫
「く......」≪パキン!≫
 3匹ともコロリを喰って死んでしまった。
 俺は3匹の死骸を回収ボックスに捨て、奴らが使っていた、段ボールを潰しその他、日常品はビニール袋に放り込んで上からファブリーズを掛け、彼奴等の臭いを消して全て捨てた。
 更に、段ボールの有った場所にファブリーズを撒き、奴らが此処に住んで居たという痕跡を全て消した。

 1時間程して「デッス!デッス!」「テッチ!テッチ!」と言う声が聞こえて来た。
 2階に上がって望遠鏡でみると、仔実装が8匹、親指が2匹こっちに向かって歩いて来た。
 リンガルを集音モードにして、彼奴等の会話を聞くと「もうすぐデスよ。お前達のおうちは。お姉ちゃんも待って居るデスよ」
「お姉ちゃんに会えるテチィ〜!楽しみテチィ〜!」
 予定通り家の前に来た積もりだが......。
「デデッ!門が閉まっているデス!おうちに入れないデス!おかしいデス!それにおうちに残して来た、子供達のニオイもしないデス!勘違いデスか?もう1度探して見るデス!」
 彼奴等は、来た道を引き返して行った。
 ファブリーズを掛けただけで、彼奴は此処に住んで居た事が解らなくなったか、凄いもんだぜ。

 更に1時間経ってから「デッス!デッス!」「テッチ!テッチ!」と今度は少し早足で歩いて来たのか。
 息を切らせて、さっきと違って余裕が無い、明らかに焦っている。
 それに仔実装が6匹になり、親指が居ない。産まれたばかりの子だ。多分死んだのだろう。
「おうちが......。おうちが無いデスゥ〜!」
「ママァ〜疲れたテチィ〜」
「おかしいデス!本当におかしいデス!絶対此処のはずデス!でも子供のニオイがしないデス!門も開いていたデス!」
「ママァ〜!ワタチ達のおうち本当に此処テチ?」
「思い違いじゃないテチ?」
「本当に間違っていないテチ?」
「じゃあ!今度はママだけで探しに行くデス!お前達は此処で待って居るデス!」
 そう言って、又、家を探しに行った。
 バカめ!産まれたばかりで何も知らない仔実装を、こんな所に置いて行って。
 今度帰って来た時は、仔実装ども全員あの世の住人になっているぜ。

 親が離れてから暫くすると、何処からか猫が集まって来た。
 仔実装は、産まれたばかりで体も小さい、多分彼奴等は、猫の好きそうなニオイがするのだろう。
 結局猫は計5匹来た。
 猫は塀の上から仔実装目掛けて、襲い掛かり......。
「テッチャー」X5
 5匹の猫は、1匹ずつ仔実装を咥えて何処かに行ってしまった。
 残りの1匹は、「テッチャーァァァァ〜!ママァ〜!助けてぇ〜」そう言って何処かに逃げて行った。
 親から此処を動くな!と言われたのに、何処かに行ってしまった。
 まあ、自分の目の前で姉妹が、猫に襲われたら逃げ出すわなぁ〜。
 だが、此処を離れた事によって2度と親には会えないだろうな。更に右も左も解らんのだから、さて命が10分持つかどうか......。	
 俺が門を閉め、ファブリーズを掛けただけで、親実装は、自分の住処が何処なのか解らなくなり、
 更に仔実装共は、産まれて2時間程で全滅か?
 更に1時間して、陽も西に傾きかけた頃、親実装が、ボロボロになって帰って来た。
「デスゥ〜!やっぱり此処に戻って来てしまうデスゥ〜!デデッ!子供達が居ない。何処へ行ったデス!」
 奴は、「デスゥ〜!デッスゥ〜」と大きな声を挙げて仔実装を探しに行った。
 自分の家が何処に有るのか解らなくなって、必死になって探していただろうから、飯もろくに喰っていないだろう。
 この上、仔実装も探さなければならないとなると、彼奴の命も今夜で終わるな。
 俺はそう思って2階の窓を閉めた。



             実装小話  その17     飼い仔実装

 妻が実装ブリーダーの友人から仔実装を貰って来た。
 ミドリ色実装服を脱がせてピンクの実装服、コンペイトウを入れたポシェットを首からかけらせた。
 ミドリと言う名前を付けて暮らしだした。

 妻も俺も、実装に関しては全く関心が無い。
 無関心派、中立派とも言われるがそれだ。
 しかし、子供が未だ居なかったので、「暫く仔実装を世話して子育ての疑似体験をしてみる」と言っていた。

 飼い実装は、ニンゲンに飼育される為に、ブリーダーから教育を受けて、それをクリアーした者だけが販売される。
 当然、実装社会の事なんか知る訳もない。

 ある日の日曜日、妻は、朝早くから隣町の百貨店のバーゲンセールに友人と出かけた。
 ミドリは、未だ夢の中だ。
 10時頃になって仔実装は、起きて来た。「ゴシュジンサマ、ママは何処に行ったテチ」
「ああ!ママは友達と隣町のスーパーに買い物にいったよ」
「ワタチも行きたいテチィ〜」
 普段からミドリに餌をやっているのが妻だから、当然、ミドリは妻に懐いている。
「でも、多くの人が集まるバーゲンセールだからなぁ〜危ないから行かない方がいいぞ」
 そう言うと、ミドリはがっくりうな垂れたが、未だ納得していない様だ。

 昼過ぎになった。妻から「今、駅に着いたこれから家に向かう」と連絡が入った。
 ミドリは、妻に早く会いたいからいても経っても居られない。
「ワタチ迎えに行く!」と言えば、俺が駄目と言うのが、解っているから、黙ってこっそり抜け出して行った。
「今迄、あれだけ勝手に外に出るな」注意されていたのにい。後は自己責任でやってくれ、面倒見きれん。
  
10分位してから、妻が帰ってきた。
「あれ!ミドリは?」
「さっきまで家に居たのに、何処に行ったんだろう」
  出たのは知っていたが、説明するのも面倒臭かった。
「勝手に外に出たんじゃないの」
「あんな、格好で外に出たら野良実装の恰好の餌食になるなあ」
「注意を守らない子なんて、もう知らない!」
 そんな、話をしていると、外から「テェェ〜」と弱々しい声が聞こえた。
 玄関のドアーを開けると、服は破られ、手は食いちぎられ、ボロボロになった仔実装が、血を流しながら蹲っていた。
「ゴ......ゴシュジンサマァ〜、お友達に道を聞いたら酷い目に遭ったテチィ〜」
「薄汚い禿裸ねぇ〜!こっちに来ないでよ!」
 妻は、そう言って玄関の戸を閉めてしまった。
 俺は、それが、ミドリだと解ったが、『そんな血まみれでボロボロな姿になって帰って来るなよぉなぁ~。
 病院に連れて行くと、どれだけの診察代を取られると思っているんだろう。その場で殺されて来れば良かったのに』
 そう思ったが、無視する事にした。
ドアーの向こうでミドリが必死になって「お利口にするから助けてテチィ!」
 と助けを求めていたが、妻は、「五月蠅い糞蟲!」と怒鳴り付けた。

FIN







 







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1 Re: Name:匿名石 2019/05/17-22:05:54 No:00005967[申告]
家に戻れなくなる糞蟲が面白い
それにしても人家は危険という意識もないままよく成体になれたな…
2 Re: Name:匿名石 2019/05/17-23:02:47 No:00005968[申告]
いい加減タイトルの続々がウザくなってきた
続といいつつ別に一つ一つが繋がってるというわけでもないし
小話1とか2とかでいいんじゃない?
3 Re: Name:匿名石 2019/05/17-23:34:19 No:00005969[申告]
飼い実装がズタボロにされて飼い主から故意に見捨てられるのって大好物だわ

4 Re: Name:匿名石 2019/05/18-07:14:15 No:00005970[申告]
言うこと聞いてれば飼実装で居られたのにねぇ
知能はそれなりでも、理解力が低ければ無意味
グッバ~イ、糞蟲w
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