タイトル:【虐】 仔を産めない実装石
ファイル:仔を産めない実装石.txt
作者:匿名 総投稿数:非公開 総ダウンロード数:14401 レス数:4
初投稿日時:2008/09/12-23:59:18修正日時:2008/09/12-23:59:18
←戻る↓レスへ飛ぶ

「いきなりだけど君達の片目を焼き潰させてもらう」
「「「デデェ!?」」」

俺は虐待仲間と共に近所の公園へ乗り込み野良実装にそう告げた。
当然彼女らは抵抗するが人間の前では無力。
親、仔、親指、蛆など例外なく処置を施した。
とはいっても親指や蛆は脆いので処置の途中でショック死する者がほとんどだ。

今回何故このような事をしたのかというと、この公園に住む実装石は元飼い実装なのだ。
賢い故にむやみに人間に媚びずに慎ましく暮らしていた。
しかし実装ブームが去り世間に実装石が糞蟲として浸透してしまえばいくら慎ましく生活しても無意味。
これまで駆除の対象とされなかったのは単に運がよかっただけ。
ならば俺らが虐待しようと思ったがせっかくの賢い奴らなので
いつもと違う方法で苦しめようと仲間と話し合い「避妊」させることで決まった。

実装石にとって出産は幸せになるための必要不可欠なもの。
糞蟲ならば人間に媚びるため、あるいは非常食として。
愛情あるものならば家族として。
どんな個体にしても仔は幸せになるためには必要なのだ。
それを奪われればどうなるか?
今回のテーマはこれだ。

「デェェェェン、デェェェェェン!」
「テェェェェン、テェェェェェン!」

すべての処置を終え頃には公園中から実装石の悲しみに満ちた鳴き声が響く。
いつ聞いても素晴らしいBGMだぜ。

「んじゃ、これから出産は出来なくなったけどせいぜい余生を幸せに暮らせよ♪」

俺らは笑いながら公園を後にした。






そしてその夜





「デ…そろそろ行くデス…」
「テェ…本当に行くんテチュ?」
「もちろんデス」
「でも…」
「不安なのは分かるデス、でもこのままでは長女まで産まず女にされてしまうデス」
「テェ…」

とある家族がダンボールハウスの中から這い出す。
当然皆の片目は焼き潰されている。
しかし話を聞くと長女だけは無事らしいが長女の姿はない。
全員がハウスから出たのを確認すると親実装はダンボールハウスを横にずらし始めた。
するとダンボールハウスがあった真下に1枚のダンボールが敷いてあるではないか。
それをどかすと中に一匹の仔実装が入れるくらいの穴があった。
そしてそこに隠れていたのは紛れもなく長女である。

「ママ…」
「よかったデス、無事だったデスね」
「はいテチュ。ママの言うとおり音を立てないようにずっとジっとしてたテチュ」
「それでいいデス、お前はワタシ達家族の最後の希望なんデス」
「テェ…でもママや妹チャンが犠牲になったのにワタチだけ幸せになるのは…」
「気にすることないデス、お前が可愛い仔を沢山産む事がワタシ達家族全員の幸せとなるんデス」
「そうテチュ、お姉ちゃんが無事ならそれでいいテチュ」
「お姉ちゃんのためならワタチが犠牲になることくらい安いもんテチュ」
「みんな…ありがとうテチュ、ワタチは必ず仔を沢山産んでみせるテチュ!」

どうやらこの親子は一番賢く愛情のある長女を助けるために自分達を囮にしたようだ。
親はまだしも妹達も囮を買って出た所を見ると相当愛情ある家族のようだ。

「ではそろそろ行くデス、いつまでもこの公園に居ては長女までもが犠牲になってしまうデス!」
「でも…ここを出て行って他にアテはあるんテチュ?」
「無いデス、でも必ず見つけ出すデス!」
「とっても不安テチュがワタチ達家族が力を合わせればどんな苦難も乗り越えられるテチュよね?」
「当然デス!ワタシ達は幸せになるべくしてこの世に生まれてきたんデス!」
「ハイテチュ!」
「ではニンゲンに見つからないうちに…」

はっはっはっ!何処に行こうというのかね?

「デデェ!?」

いきなり背後からニンゲンの笑い声が聞こえてきた!
急いで振り返るとそこには昼間自分達に酷い事をしたニンゲンが仁王立ちしているではないか!

「やはり予想通りだったな、お前らならば深夜に行動を起こすと思ったぜ」
「ななな…!」
「ハウスの真下の穴に一番賢いガキを隠し自分達が囮なる事など全てお見通しなのだよ!
 その上であえて気づかないフリをしたのも全てお前らの今の絶望の表情を見るためだ!
 おかげでいい表情が撮れた、明日はこの映像でパーっと飲み明かせるぜ!ありがとよ!」

男の言葉にプルプル震える親実装、どうやら怒り絶頂で言葉が出ないようだ。

「んで、どうする?」

男がゆっくりと近寄ると…

「デシャアァーーーーーー!!!」

親実装が凄まじい威嚇と共に男に襲い掛かった。

「お前だけは許さんデシャアァーーーーー!」
「ふっ、面白い、やれるもんならやってみな!」

男は親実装の攻撃を受け止めながら適当に殴る蹴るなどしていく。
その頃仔実装達は…

「「「テッチャァーーーーーー!!!」」」

なんと親を見捨てて逃げていくではないか!
いや、そうだろうか?

「(それでいいデス、お前達さえ無事ならワタシはいつでも命を捧げるデス)」

どうやらこういう状況になったら躊躇無く逃げるように話はついていたようだ。

「いいねぇ、やはり賢い奴らは一味違う」

「…だが残念」

「「「テェ!?」」」

仔実装の前には複数の人間が立ち塞がった!

「俺1人だけだと思った?所詮は実装だな」
「デ!?」

ドゲシ

「デギャ!」

親実装を蹴飛ばし仔実装と一緒にする。

「さーて、これで万策尽きたかな?それともまだ策が残ってる?」
「デ…デデデデ!!」

親実装はこれまでとは違い激しく狼狽している。
策が尽きて必死に助かるための計画を立てているのだろう。
だがそれを待ってくれる人間ではない。

「まずは俺に逆らった罰を受けようか、お前ら全員の髪と服を寄越せ」
「デデェ!?」
「「「テッチャー!?」」」

やはり髪と服を失うのは嫌なのだな。

「そ…それだけはぁ!」
「断る」
「禿裸ではもう生きていけないデスゥ!」
「ならここで全滅するかい?」
「せ…せめて長女だけでも!」
「うーん、まあいいだろう、ただし5秒以内に禿裸になれ、でないと長女も禿裸だ」

ブチィ!ビリビリィ!!

何と本当に長女以外の親子は5秒以内で素早く禿裸になった。
満足に親子で話し合う時間も無かったというのに…
それほど長女への期待が高いということか。

「まあいいだろう、長女は助けてやろう」
「ありがとうございますデスゥ!」
「「テチュ!」」
「ママ…妹ちゃん…ごめんなさいテチュ…ワタチの為に…」

素晴らしき家族愛、だがその余韻を味わう暇は親子には無かった。

「んじゃお前ら期待の長女は俺が虐待する」
「デデェ!?」
「「テチュアー!?」」

男がヒョイと長女を摘み上げると残った親子は今日何度目か分からん驚きの声を上げる。

「話が違うデス!長女だけは助けてくれると!」
「何を勘違いしてる?助けるのはあくまで禿裸にしないと言う事だぞ?」
「デ!」
「全く…なんでお前ら実装石ってのは話しをちゃんと聞かずに自分勝手に解釈するんだよ」
「騙したデスゥ!」
「俺の話聞いちゃいねぇし、だから糞蟲って言われるんだよ」
「長女を返せデスーーー!」

親実装が男の足をポフポフ叩く。

「おお、禿裸のくせに威勢がいいな!」
「デボ!」

男は親実装を軽く踏み潰しながら話しを続ける。

「ならばお前に問おう、俺がお前の願いを聞きいれガキを開放すると思うか?」
「デ…!」

その言葉を聞いて絶句する親実装。
そうだろう、正直この手の人間が素直に開放してくれるはずがない。
だが無理だといえば絶対開放してくれないだろう。
そこで親実装は…

「思うデス」
「ほう?それは何故?」
「ニンゲンさんは他の虐待派とは違う気がするデス、だからニンゲンさんを信じるデス」
「ふっ、信じるか…」
「…」
「いいだろう、俺を信じてくれたお前に免じてガキは開放してやるよ」
「ホ…ホントデス!?」
「ああ」
「あ…ありがとうございますデス!」
「「テチューー!」」

親子で男に土下座で感謝する。
親実装もまさかこうもあっさり事が運ぶとは思っていなかったので嬉しそうだ。

「んじゃ返す前にやることやっておこうか」
「ヂュアァァァァァー!!!」
「デデェ!?」
「「テチュアアアーーーーー!?」」

長女の絶叫に顔を上げた親子が見たものは両目を焼き潰され、更に両手足を切断後傷口を焼き潰された長女の姿であった。

「はい、確かに返したから」
「マ…ママァ…」
「な…ななななななななななななななぁ!?」

無残な姿で返却された長女を抱き、パニックに陥っている親実装。
1分ほど奇声を発していたがやがて落ち着いたのか男に詰め寄る。

「何で!?何故デスかぁ!?約束が違うデスーー!」
「お前なぁ…なんで俺の話をしっかり聞かないんだよ…ったく…」

男は呆れ顔で続ける。

「俺はただガキを開放してやると言っただけだ、一言も虐待しないで返すとは言ってないぞ?よく思い出せ」
「デ…!」
「な?言ってないだろ?さっきも言ったがお前らは自分勝手に解釈しすぎだ、気をつけるんだな」
「…」
「んじゃ確かに返したぞ、ではさらばだ」

男達は回れ右をして去っていく。

「…ちょっと待てデス」
「ああ?」

親実装のドスのきいた声で振り返る男。

「お前らーーー!一度ならず二度までも騙しやがってーーー!絶対許さんデスーーー!」

怒り狂った親実装は男に向かって突進していく。
最後の希望である長女すらも産まず女(追加で蛆状態)にされたのだから仕方ない。

「はぁ…またしても俺の話聞いちゃいなかったのか、こんなに何度も忠告してやったというのに…」
「死ねデスーーーー!」
「やっぱいくら賢くても自分達に都合の悪い事は頭に入らないようになってるらしいな、恐るべし幸せ回路!」
「デッボォーーーーー!!!」

男の手加減無しの蹴りを喰らい親実装は派手に吹っ飛び木に激突した後、地面に落ちて痙攣するだけになった。

「デ…デガッ…グボッ…ゲェ…」
「「「マ…ママァーーーー!?」」」

仔実装達は見るからに重症の親実装に駆け寄る。
長女だけは手足が無いので這いながらではあるが。

「どうやら偽石にヒビでも入ったらしいな、まあ自業自得だ」

男はそれだけ言うと再び回れ右をしてその場を去っていく。

「俺に2度も楯突いた罪は今ので帳消しにしてやるよ、さっき俺の言ったことを肝に銘じて生きていくんだな」










あれから3日が経った








「ママ…」
「デプ…デププププ…」

親実装はあの時の蹴りが原因で精神がイカれてしまったようだ。
デププと笑いながら絶えず糞を垂れ流すだけの存在になってしまっている。

「さ、お姉ちゃん、ご飯テチュよ…」
「…」
「お姉ちゃん?」
「妹ちゃん…もういいテチュ…」
「テ?何を言ってるテチュ?」
「役立たずのワタチとママの事はさっさと忘れてお前達2匹だけで生きていくテチュ」
「そんな…」
「両目を失い仔を産めないどころか視界すら失い蛆ちゃんになったワタチに存在価値は無いテチュ」

長女も今ではすっかり役立たずの代名詞となりそれを悲観した事を言い始めている。

「でもお姉ちゃんには髪と服がまだ残ってるテチュ、それだけで価値は十分にあるテチュ」
「それも五体満足であることが条件テチュ、今のワタチでは…」
「そんなことないテチュ!」

必死に姉を励ますがそれも空しい響きでしかない。

パキン

何処からとも無く偽石の砕ける音が聞こえた。

「ああ…またお友達が仔を産めない絶望に耐え切れずに死んじゃったテチュ…」

現在この公園で生きているのはこの家族を含めて数家族しかない。
他は虐待派によって避妊手術を施されたその日に仔を産めない絶望のあまりショックしてしまったのだ。
生き残った家族は「生きていればきっと良い事がある」と思い込み必死に精神を保とうと躍起になっている。
だがそれも時間の問題だ。
時間が経てば経つほど、考えれば考えるほど子孫を残せない絶望感が心を支配していくのだ。
おそらくあと数日で生き残りの家族も全滅してしまうだろう。

「どんな姿になってもワタチ達家族はずっと一緒テチュ、最後の瞬間まで…」
「…そう…テチュね…」

それっきり無言になってしまった。
何を言っても慰めにはならない。
そう思ったのだ。

願う事なら…こんな苦しい世の中から1日1秒でも早く開放されあの世で幸せに暮らしたい。
仔実装達は心の底からそれを願った。

「デププ…デーップププププ…」




■感想(またはスクの続き)を投稿する
名前:
コメント:
画像ファイル:
削除キー:スクの続きを追加
スパムチェック:スパム防止のため6518を入力してください
1 Re: Name:匿名石 2019/07/29-01:30:31 No:00006073[申告]
いいねえこれ
シアワセとやらを踏み躙る快感
2 Re: Name:匿名石 2023/07/02-23:29:08 No:00007420[申告]
深夜に騒ぐとか傍迷惑な人間だな
3 Re: Name:匿名石 2023/08/06-18:11:35 No:00007727[申告]
これを書いてた人間の住む国が今や少子化で瀬戸際にあるとか皮肉なもんだな
4 Re: Name:匿名石 2023/08/06-22:31:41 No:00007730[申告]
人面獣心の鬼畜ニンゲンども…許せないデッサア!!
戻る