タイトル:【虐】 身近な野草の天婦羅 改訂版
ファイル:春の味3 身近な野草の天婦羅 改訂版.txt
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初投稿日時:2007/05/10-00:03:46修正日時:2007/05/10-00:03:46
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春の味3 身近な春の野草の天婦羅 改訂版 

 田んぼや畑の合間に宅地が割り込んだような新興住宅地の周囲には自然がずいぶん残っている。
 夕方散歩をしていると公園を取り囲むフェンスに茂る雑草の合間にノビルが生えているのを見つけた。
ノビルは野生のネギの仲間で玉の小さいタマネギのような形をしている。
 ここは積雪地なので公園の実装石は冬の間にほとんど全滅してしまう。実装石など暖かくなってくればどこ
からともなく公園に住みついているものだがまだ目立つほどには繁殖していないようだ。それにこの時期まっ
さきに見られる野良はたいてい引越しシーズンで置き去りにされる元飼い実装なので食べられる野草の見分け
方など知らないのであろう。
 大き目の鱗茎がついたものだけ取って残りは地面に埋め戻しておく。公園の水道で土を洗い流し、ついでに
タンポポの花をきれいそうなものを選んで摘んで帰る

 持って帰ったノビルは根と薄皮を取り除く。ノビルはネギと違って茎が案外固い。その茎を鱗茎の根元から
10センチ程長めに残しておく。
 油を天婦羅鍋に入れて火にかけ、天婦羅粉を小鍋に出して水で溶いておく。

 冷蔵庫から禿裸の生食用仔実装1匹と蛆実装何匹かを出してくる。
 生食用仔実装をボールに置いてやると仔実装はテッチュ〜〜ンと例のポーズで媚びてくる。なんとなく禿頭
にタンポポの花を載っけてやるとテッチューと嬉しそうに鳴いた。
 キッチンペーパーをしいたバットに移した蛆実装どもはさっそくレフレフプニプニと騒がしい。


 生まれてすぐ地面が動いてママが遠くに行っちゃったテチュ
 知らないオバちゃん達に髪も服も全部とられちゃったテチュ
 冷たいお風呂で洗われて他の子2人と狭いところに閉じ込められちゃったテチュ
 それから寒くて暗いところでずっと苦しかったテチュ
 他の2人はニンゲンさんが連れてっちゃったテチュ
 アタチだけ独りぼっちにされちゃったテチュ
 やっとニンゲンさんがアタチを狭いところから出してくれたテチュ
 オテテとアンヨが動かせるテチュ
 ニンゲンさんにアタチのカワイイ姿を見てもらえるテチュ
 さっそくニンゲンさんがきれいなお花をくれたテチュ
 おなかペコペコだからコンペイトウが欲しいテチュ
 ニンゲンさんが蛆ちゃん達を連れてきてくれたテチュ
 アタチがお姉ちゃんになってプニプニしてあげるテチュ
 もうさびしくないテチュ  


 禿頭からすぐ滑り落ちるタンポポの花を頭に載せようと何度も悪戦苦闘している仔実装をつかみ上げる。
チィーチィー鳴く仔実装のうるさい口に一番大きいノビルの茎を突っ込み、そのまま押し込んで総排泄孔から
固い茎を突き出す。丸い鱗茎が口に引っかかりギャグのようにモガモガやっている仔実装の手足を切り落とし、
竹串にタンポポの花と交互に刺しておく。
 スパイシーな辛味を持つノビルを口にして涙を流している仔実装をキッチンペーパーで拭いて水気を取る。
なんとなくアクセントにタンポポの花を一輪爪楊枝で頭に突き刺す。
 残りの蛆実装も仔実装と同じように口からノビルの茎を突っ込み鱗茎で止まるまで差し込んでいく。


 髪がないからお花がおちちゃうテチュ
 のっけるテチュ 
 ニンゲンさんの大きな手がアタチをだっこしたテチュ
 お花が下に落ちちゃったテチュ
 高いところは怖いテチュ
 白くて丸いものがあるテチュ きっとあれがコンペイトウテチュ
 ニンゲンさんが一番大きいのをとってくれたテチュ
 コンペイトウの長い角から口に入れてくれたテチュ
 思ってたのと違うテチュ なんだか辛いテチュ まずいテチュ
 押しこまないテチュ いらないテチュ おなか痛いテチュ! 苦しいテチューー!

 
 手足を切られて蛆実装ともども体をくねらせる仔実装達に天婦羅の衣をまぶしたら総排泄孔から突き出た
ノビルの茎をもって頭から油に落とし込む。
 生きた実装を揚げ物にするときはなるべく手足を切り落とし、動けないように串を刺すかしないと暴れて
熱い油を飛ばすことがあるので危ない。また実装服を剥いでおかないと生イカの皮のように含んだ水が弾ける
ことがあるので蛆実装でも注意が必要だ。実装の生皮自身は柔らかいので特に処理する必要は無い。
 仔実装達がサックリと揚がったら竹串にタンポポの花と一緒に刺した仔実装の手足も揚げる。
 皿に盛り付け塩をまぶしたら出来上がり。

 ノビルの鱗茎と仔実装の頭を噛み潰し、続けてノビルの茎を通したアツアツの胴体を頬張る。野趣溢れる
ノビルの風味は養殖特有の臭みも打ち消してくれる。タンポポの花の苦味もよいアクセントだ。
 固い茎の繊維は口の中に残ったので仔実装の目玉と一緒に吐き出しておく。
 手足とタンポポの串に手をつける前にビールを冷蔵庫から取り出し喉に流し込む。
 今日も酒がうまい。


−− 終わり −−

改訂版として食材側からの視点を加えてプチ上げ落とし風味を強調してみました。

春の味            初スク
春の味2 実竹煮       2スク
春の味3 身近な野草の天婦羅 3スク 

登場人物の設定は適当なのであまり深く考えないで下さい。
準備していたネタ切れでしばらくインターバルあります。


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