タイトル:【虐】 飼い実装石のetc。。。その後1
ファイル:飼い実装石のetc.そのごdocx.txt
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初投稿日時:2023/03/07-19:50:26修正日時:2023/03/07-20:22:53
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飼い実装石のetc。。。

その1

いつもご主人様がくれる甘い金平糖。口にまだその余韻がのこっていた。
口に残る余韻とは裏腹に目覚めた時の状況は一変していた。
まず、手足の自由が利かない。
そして目の前は見知らぬ景色。どこかの山林。
周囲を鉄の柵で囲われており、首以外の部分は地中に埋められている状態だ。
ここはどこ?どうしてこんなことに。
「ご主人様!助けてデスゥ!」
叫んだ。
この言葉を頭の中で幾億と繰り返した。
けれど状況は変わらない。実装石のご主人様は現れない。
叫びは虚しく響き渡るだけ。
何とか地中から這い出そうとするが全く体が動かない。
体は石膏で固められてがっちりと固定されていた。
首を左右に回すぐらいしか体でできることはなかった。
喉が渇く。腹も空いた。
ワタシのご主人様はどうしたのだろう?
こんな事になったら絶対に助けてくれるはず、なのに全然現れない。
そして朝になり、やがて昼になり、夜が来る。
ずっと動けないままだ。
草をかき分ける音が聞こえる。
「ご主人様?やっと助けてくれたんです?」
音の主は野生の昆虫だった。実装石の目の前を這う。
死んだ別の昆虫の遺骸を巣に運ぶ途中のようだった。
「ひぃ!イヤデスゥ!!誰か助けてデスゥ!」
声はただただ響くのみだった。

何日過ぎただろうか。
もはや実装石は息絶え絶えといったところであった。
何日も水も食事も取っていない。
なぜこのようなことになったのか。ご主人様はいつ助けにきてくれるのか。
動かない体をどうしたら動けるようにできるのか。
衰弱してもはや目を開けることすら辛くなってきた時、気配を感じた。
ぼんやりと見える人影。
「やっと助けがきたデスゥ」
ニンゲンはかがみ込む。
ご主人様ではなく、知らないニンゲンだった。
「誰デス?お願いデスゥ!ワタシここから出してデス!」
ニンゲンはポケットから一粒の金平糖を取り出すと実装石の目の前に置いた。
「た、食べ物デス・・・」
食べようと首を動かすが微妙に届かない。
舌を伸ばしてどうにか金平糖に触れようと試みるが届かない。
「ニンゲンさん・・・お願いデス・・・このままだと死んじゃうデス」
飢餓状態の実装石にできることはここまでだった。
「デ、デエ・・・スゥ・・・」
実装石は朽ち果て動かなくなった。
ニンゲンは動かなくなったことを確認する。
実装石の骸首をぐりぐりと回して、ねじ切った。
からからになった実装石の首はほぼ血も流れず、枯れ木のようだ。
実装石の首を箱にしまうとニンゲンは携帯電話で連絡する。
「巫蠱の施術。完了です」
実装石の首は壺の中に収められた。これはいわゆる呪術の儀式。
愛情たっぷりに育てられた成体の実装石。
この実装石を飢餓状態にして追い詰め、最後に首を捻じ切る。
壺に収められた実装石はこれより呪法師によって使役されるのだ。
深い愛情を受けて育ったものほどより強い呪力を帯びる。
「この巫蠱実装はかなり上出来ですよ。先生」
ニンゲンはニヤリと笑うと壺を持って立ち去った。

その2

実装石が目覚めたとき、そこはとある食品工場の厨房だった。
ここはどこなんだろうか?台の上に乗せられて眠っていたようだが。
実装石が目覚めて当たりを見回したとき二人のニンゲンが反応した。
「主任、実装石が起きました」
「そうか。じゃあ早速、あれ用意しろ」
用意されたのは理科の実験などで見かけれるシャーレという透明な器。
「さあ実装石ちゃん。どっちの方がいい匂いだい?」
2つのシャーレにはそれぞれ緑色の液体が入ってある。
言われるままに匂いを嗅ぎ、実装石は右を物がいい匂いだというジャッジを出す。
「いってた通りちゃんと調整された実装石みたいだね」
「それじゃあじゃんじゃん分別させていこう。」
ニンゲンはそういうと段ボールの中からたくさんの蛆実装を台の上に放つ。
「この子達の匂いを嗅いでいい匂いは赤い箱、そうじゃないのは緑の箱に入れて」
思いがけず分別作業をさせられる実装石。一体なんなんだろうか。
その日はいくつも段ボールから蛆実装がはなられ実装石によって仕分けされた。
目覚めてから1日ずっと分別させられて疲れた実装石。
「お疲れ様。休憩だよ。さあこれをお食べ」
緑色の甘いビスケットが用意された。警戒しつつもそれを平らげる実装石。
お腹いっぱいになったら眠くなった。
目覚めるとまた蛆実装を分別する作業をさせられる。
昼夜問わず作業は続けられ、作業、休憩、作業、休憩と延々続けられる。
ワタシはなんでこんなところにいるんデス?ご主人様はどこにいったんです?
労働の連続に衰弱し始める実装石。作業の途中でクラッと倒れた。
「主任、実装石が限界きたみたいです」
「よし回収してコンベアに乗せろ」
コンベアに乗せられた実装石は流作業で服や少しずつ髪が剥ぎ取られていく。
疲れ切ったこの個体に抵抗する力は皆無だった。
「な、何をするんデスゥ・・・・・・」
最終的にハゲ裸になった実装石は椅子のような物の上に乗せられて固定される。
無理矢理に口を開けさせられる。
「それ、水を流し込め」
そういうと口の中にホースで流し込まれる水。
延々水を流し込まれ腹が膨張する。
「腹を押せ」
ニンゲンは実装石の腹を押す。圧迫されて大量の糞をぶちまける実装石。
「恥ずかしいデス!!やめるデス!!」
作業はなおも続く。
「次は飯だ」
次は口に拡張器具をつけられて固定。何かが流し込まれる。
生きた蛆実装だ。
今まさに行われている作業は実装石を材料にした珍味をつくる製造工程だった。
良質な蛆実装を愛情を持って育てられ味覚が優れた実装石に分別させて、最後にその実装石の胃袋の中に無理矢理詰め込んで発酵させる。
胃袋が破れる寸前まで蛆実装をぱんぱんに詰め込む。
「もうやめてデス・・・」
レフー、レフーっと実装石の胃の中でなく蛆実装。
どんどん鮨詰めになっていき声も苦しくなっていく。
「ここまでが限界か」
作業員は蛆実装を流し込むのをやめた。そしてガムテープで口を塞ぐ。
「あとは三日冷蔵して、当日はグリルで焼けば出来上がりだ」
実装石は大型の冷蔵庫の中に押し込められた。
真っ暗なその中で実装石は息絶えた。


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