タイトル:【観察】 ちょっとエッチかもデス
ファイル:仔共の遊び.txt
作者:匿名 総投稿数:非公開 総ダウンロード数:1132 レス数:5
初投稿日時:2019/07/06-06:18:48修正日時:2019/07/06-06:18:48
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 公園の茂みの奥に、底の知れない穴があった。
 そこに住まう実装石は、デスゥ? とその縁に集まり、頭を傾げた。

 誰が掘ったのか、いつ出来たのか、誰も知らない。

 穴はただぽっかりと、実装石を誘うように開かれていた。



 一匹の実装石が、薄汚れたパンツをおもむろに下ろした。
 周りの実装石たちは、びっくりした。
 パンツをおろした実装石は、尻を穴に向かって突き出した。
 周りの実装石たちは、目を剥いた。

 ブリュリュ、ブリョリョリョリョ

 シンと静まりかえった中、高らかに実装石の尻が糞を奏でた。
 濃緑色の水っぽい糞が群衆の視線が一点に集まる中、穴の底へと落ちていく。
 ピチョンと、微かに糞の落ちた音がした。

 実装石たちは、顔を見合わせ頷いた。
 そうしてパンツを脱ぐと、尻を穴へと突き出した。
 
 ブリブリブブブ
 ピピ、ビチュチュ
 ブボッ、ブボボボボ・・・・・・

 実装石の尻たちの合唱が穴のまわりを賑やかす。
 こうして、この公園には実装石の公衆便所とも言うべきものができあがった。






 穴は糞だけではなく、色々なものを受け入れた。



「オマエはいらない仔デス」

 言うこと聞かない悪い仔が親実装に投げ飛ばされる。

「テチャ———————・・・・・・・」

 仔実装は悲鳴と共にその身を穴に吸い込まれていく。



「レッレッレフ————・・・・・・・」

 蛆実装がウンチと一緒にひり出され、産まれたことも気づかれずに落ちていく。



「やばいデス、やっちまったデス」

「大丈夫デスゥ、ここに捨てれば誰にも気づかれないデスゥ」

「あったまイイデスゥ♪」

 公園に迷い込んだピンクのフリフリファッションの飼い実装が穴へと運びこまれる。
 身ぐるみ剥がされ、ダルマにされた半生半死の飼い実装は蹴り落とされ、声もなく穴底へ消えた。



 穴は日々、野良実装たちの日常が排出する様々なもので満たされていく。
 それでも、その穴の底はうかがい知れない。
 その穴が初めて見つけられた時と同じように、底しれずぽっかりと開いている。
 
 そういうものなのだろう、無限に水の湧き出る公園の噴水と同じように、穴の存在を受け入れられた。

 ただ、好奇心旺盛な仔実装は不思議に思うこともある。

「ママ、あの穴はどうして一杯にならないテチ?」

「それはとっても深いからデス」

「どうしてそんなに深いテチ?
 だれがそんなに深い穴をつくったテチ?」

「きっとニンゲンさんデス
 ニンゲンさんは何でもできるのデス」

「どうしてニンゲンさんは穴をつくったテチ?」

「それはワタシたちのためのトイレにするためデス」

「どうしてそんなことしてくれるんテチ?」

「わからないデス
 ニンゲンさんが何を考えてるかは穴より深い謎なのデス
 ただひとつだけわかるのは、ニンゲンさんはとってもスケベなのデス
 スケベニンゲンデス
 きっとワタシたちのお尻を出しているのを見てシコってるのデス」

 テチー。
 仔実装は親実装の適当な憶測に納得した。
 
 きっと穴の底ではスケベニンゲンがもの欲しそうに見上げているのだ。
 ペロンと突き出されたかわいい実装石の尻を見てシコっているのだ。

 仔実装はちょっと照れくさくなった。
 ワタチのかわいいおしりでシコるだなんて、とってもエッチテチ。




 それからというもの、仔実装にはいつもの排泄が、何か心ときめくものになった。
 穴の底でスケベニンゲンが自分をオカズにしていると思うと、まだ幼い孔が
糞とは異なるねばついたものを滴らせるのだ。

 親実装たちが餌を採集しに出かける早朝、他の実装石の気配がない穴の縁。

 テッチューン、テッチュルーン・・・・・・

 仔実装の嬌声が響く。
 穴の縁で孔も露わに開脚し、股間をまさぐる仔実装。
 
 ニンゲンサン、ニンゲンサン、みているテチか?
 ワタチのお大事みえてるテチか?
 こんなにちっちゃくっても感じちゃうテチィ
 ニンゲンサンのせいテチ、ニンゲンサンがエッチな目でワタチをみるからテチィ
 ワタチをこんなにエッチにした責任をとってほしいテチィ
 ワタチのお大事とってもさみしいテチィ
 ニンゲンサンのマラでふさいでほしいテチィ
 ウンチするよりもっとキモチイイことしてほしいテチィ

 仔実装は穴の底のまだ見ぬ恋人を想って盛り上がる。
 ひときわ大きなテチャーンという声と共に身体を弓なりに反らせて痙攣する。
 ねばっこい粘液と共に水便が仔実装の排泄孔から噴出し、孔の縁を汚した。

 フゥっと落ち着いた仔実装が穴を後にしようと振り返ると、見知ったの仔実装のトモダチの姿があった。
 仔実装の上気した頬が、羞恥に真っ赤に茹であがる。

「ナニやってんテチ?」

「・・・みてたテチ?」

「みてたテチ」

 仔実装はあたりを伺った。
 痴態をみられた事実を隠滅しようと、トモダチを殺して穴に投棄する方法を画策した。

 でも、そんなことしたらきっとニンゲンサンにきらわれちゃうテチ・・・

 仔実装は両手で頬をはさんでモジモジした。
 トモダチは怪訝そうにそんな仔実装を見つめた。

「お大事は大人になるまでいじっちゃダメってママ言ってたテチ
 メッ、テチ」

「こ、これにはワケがあるテチ・・・」

「どんなワケテチか?」

 仔実装は穴へと目を泳がせる。
 トモダチは見逃してくれそうにない。
 このままでは親に告げ口されることになるだろう。
 親の折檻は厳しく、最悪、要らない仔として間引きの憂き目にあうだろう。
 それほど、仔の自慰行為はタブーとされているのだ。

 仔実装は深く息を吐き、心を落ち着けた。

「話すテチ、だからこのことはナイショにしてほしいテチ」

 そうして、仔実装は親から聞いた、この穴に潜むスケベニンゲンの話をした。
 そしてスケベニンゲンがシコることを助けるためにこの身を捧げたことを告白した。
 ニンゲンさんの役に立つことはこの公園に住む実装石のためにもなることだと説得した。

「・・・こうしてニンゲンさんはとっても感謝して、みんなにコンペイトウをくれるのテチ
 ワタチはニンゲンさんに愛されて、飼実装として末長く幸せに暮らすのテチ」

 仔実装は話を締めくくる。

「ありえないテチ」

 トモダチは胡乱な目つきだ。

「こんなバッチイとこにニンゲンさんは住まないテチ」

 そう言ってトモダチは縁に近づき、穴を覗きこむ。

「ニンゲンさんがスケベなのは確かテチ
 いつもワタチのカラダをエッチな目つきでみてくるテチ
 でも、ムッツリだから手を出せないでいることはよく知っているテチ」

 トモダチはソワソワと落ち着かなげに、内股を擦り合わせる。

「ワタチはウンチしにきただけテチ
 スケベニンゲンなんているわけないテチ」

 トモダチはそろそろとその下着を降ろした。
 仔実装はパンツと穴の間に、ツーっと透明な糸が引いていることを見逃さなかった。

「そ、そうテチ!
 アナタはウンチしたいだけテチ!
 ワタチはうしろをむいているから、ゆっくりウンチするテチ!!」

 仔実装が後ろを向いていると、ほどなくしてピチャピチャと水音が聞こえはじめた。
 ゆっくりと振り返ると、トモダチは身体を折り畳んで自らの股ぐらに顔を突っ込んでいた。
 口のまわりを糞のカスと粘液でテラテラと光らせながら、忙しなく短い舌を這わせている。

「ナニしてるんテチ?」

 穴の底にはスケベニンゲンが潜んでいる。
 その噂は公園の仔実装たちに瞬く間にひろがっていった。
 それは、親の居ぬ間の、穴の縁での集団オナニーに発展する。

 穴の周りで輪になった仔実装たち。
 ある者は手で、ある者は舌で、ある者は蛆バイブで、その孔を穴の主に見せつけるように慰める。
 朝のしじまに、仔実装たちの甲高い絶頂の声がひびきわたる。

 もう我慢できないテチ!

 そう言って穴に飛び込む仔実装もいた。
 もちろん、二度と再びその仔実装が姿をみせることはなかった。

 果たして、あの仔実装はスケベニンゲンに逢えたのだろうか。
 スケベニンゲンの逞しいマラに貫かれ、実装に産まれた悦びを味わうことができたのだろうか。
 まだ理性を残した仔実装たちは思う。

 その理性も日々減衰していく。
 今日も一匹、また一匹、日々仔実装の頭数は失われていく。








 親たちもそれに気付かない筈もない。
 仔実装たちは決まって、親の居ない間に姿を消す。
 どの仔に聞いても、その訳を白状する者もない。

 餌の採集は野良実装にとって最優先だ。
 ずっと仔を見張っていることもできない。

 親同士が協力し、何匹かが公園に残って互いの仔実装を監視することもした。

 しかし、仔実装はいつの間にかその目を逃れ、どこへと知れず姿を消すのだ。
 我が仔をかき抱いていた親が、不意にまどろみに襲われた一瞬に、仔の姿を見失うことすらあった。

 こうして、仔実装は公園から姿を消した。
 ただの一匹も残らなかった。

 成体だけの実装石の群れは、どこか生彩を欠いて、気だるげだ。
 養う仔がいないことに、それほど熱心に餌をかき集める必要もない。
 どこかで仔がひょっこりと顔を見せるのではないかと、仔の名を呼びながら公園を徘徊する親の姿が目立つ。
 自ら間引いた仔の名さえ、愛おしそうに呼び掛ける。

 仔などすぐに増やせると、野花で股をくすぐる実装石もいたが、受胎の兆候である陶酔はやって来ない。
 公園の噴水を覗きこんでも、赤と緑の双眸を映すばかりだ。
 おもらし感覚で股から飛び出す蛆実装すら、姿を見せない。

「一体なにが起こっているのデス・・・?」

 いつものように、穴の縁で用を足しながら、とある実装石は呟いた。
 野良として公園に住む以上、人間による理不尽な虐殺も、飢えた同属による凄惨な共食いも経験してきた。
 しかし、仔実装が全て失われ、また仔を産むこともできないのは初めてだった。

 花粉でさえ受胎可能な実装石だが、その能力の衰えが仔実装の消滅と何の因果があるのか。
 実装石には想像もつかない。

 ふと、実装石はかつて仔に語ったことを思い出す。

 穴に潜む、スケベニンゲン。

 そんな話に目を輝かせて聞き入る仔の姿を思い浮かべる。

「逢いたいデス、また仔に逢いたいデス
 また逢えるなら、この胎を裂いてもいいデス
 スケベニンゲンのマラも借りたいほどデス」

 自分で呟いた言葉に、実装石は疲れた微笑を浮かべる。
 そうして見上げた先、穴を覆うようにして茂っていた木々の間から、光が射していることに気付いた。
 木漏れ日は吸い込まれていくように、穴の中を照らしていた。

 何をするでもなく、穴のまわりに集まっていた実装石たちが、引き寄せられるように穴に向かう。
 今まで開かれることのなかった闇の帳がついに開かれ、穴の底から浮かび上がる。
 無数に蠢く、小さな赤い点。

 実装石たちは目をこらす。
 まだ尚深く暗い穴底に目が慣れていくにつれて、そこに有るものに気がついた。

 それは服も髪もなくし、漂白されたような白い肌をした無数の仔実装が絡み合う姿だった。
 その腹は仔実装自身よりも大きく膨らみ、今にもはちきれそうだ。
 その内容物が仔実装のまだ未熟な孔から飛び出そうと身を捩じらせている様が見てとれる。

 実装石たちは一様に、今何を見ているのか理解していなかった。
 理解はできないが、猛烈な嫌悪感に足がすくみ腹が緩む。
 ブチブチブリョブリョと実装石の股ぐらから糞をはらんだパンツがぶら下がり、異臭が立ち込める。

 それが祝福であるかのように、穴の底から産声があがる。

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1 Re: Name:匿名石 2019/07/06-15:16:36 No:00006055[申告]
実装スクに限らず、怪談ものも久しぶりに見たな
見応えあった

実装の絡み合う姿、グロにしか思えんな
2 Re: Name:匿名石 2019/07/07-13:07:38 No:00006059[申告]
星新一の「おーい、出てこい」を思い出したが
このオチのグロさといったら…
3 Re: Name:匿名石 2019/07/08-01:25:51 No:00006061[申告]
ご感想ありがとうございますデス
二重投稿になってしまったようデスが片方passが通らず削除が通らぬようデス
お見苦しくて申し訳ないデス。。。
4 Re: Name:匿名石 2019/07/08-13:37:56 No:00006062[申告]
誰かこの穴に劇薬でも流し込めよ
5 Re: Name:匿名石 2023/10/16-19:54:45 No:00008120[申告]
タイトルも実装達の発想も全てが静かに狂ってるのが好き
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