タイトル:【馬・美人教師・実食・微エロ・クトゥルー】 明けましておめでとうございまーす!
ファイル:七草の節句ス-MEN.txt
作者:匿名 総投稿数:非公開 総ダウンロード数:497 レス数:6
初投稿日時:2018/01/05-00:22:39修正日時:2018/02/08-00:51:34
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【七草の節句ス-MEN】


「和尚が二人で坊主がツー、なんつってな。」

「それを言うなら坊主が二人で和尚がツー、だろうが。」

「こうしてのんびりと酒を飲むのも、
 たまにはいいもんじゃの。」

「うむ…お前はしょっちゅう飲んでいるがの。」

「飲むのはしょっちゅうだが、
 のんびり飲むのはたま〜にじゃ。」

「それじゃあ、そういうことにしておくか。」

「そういうことにしておけ。」

「うむ。」

「うむ。」


*** *** *** *** *** *** *** *** ***


桃の節句が3月3日、端午の節句が5月5日
七夕の節句が7月7日であることから、
1月1日が正月の節句、
または元旦の節句だと勘違いしている人も多いと思うが、
1月の節句は七草の節句、1月7日である。
そう、七草粥を食べるあの日だ。


*** *** *** *** *** *** *** *** ***


《デスゥ〜…》

例年よりも気温が低く雪も積もった冬の公園。
年末年始はゴミの収集が無い自治体がほとんどだ。
ゴミ捨て場に行ってもエサが手に入らないため
餓えと寒さで毎朝仮死を繰り返している野良実装達は
ニンゲンがエサを持ってくるのを何日も待っていた。

パチンッ

指を鳴らす音、そして不意に現れた黒い服を着た少年。
黒いタートルネック、黒いズボン、黒い靴、黒いロングコート。
年の頃は高校生くらいだ。

《…僕の名前は髪切 優之介(かみきり ゆうのすけ)》

途端に野良実装達の髪の毛がハラハラと落ちる。
服や頭巾には傷ひとつ無いのに髪の毛だけが根本から切り落とされたのだ。

髪切優之介と名乗った少年は手に持った小枝で
地面に積もった雪に1+1という式を書きながら
自己紹介を続けた。

《この世界の”田”だっ!》

ゲシッ!

《そこは”田”じゃなく”王(キング)”だろうがよっ!》

黒い服を着た若い女が後から髪切優之介を蹴り倒した。

《あうっ!痛いよ姉ちゃん!》

《痛いよじゃねえよこのオタンコナス!
 1+1でやめとけば”王”なのに”=(イコール)”まで書くから
 ”田”になっちゃったじゃないかよ”田”に!》

美人と言えば美人なのだが
髪はボサボサでしかもギョウザ臭い。
右手には赤いキャリーバッグを持ち、左手は三角巾で吊っている。

《私の名は途絶 梨香(とだえ りか)
 おまえ達の血筋は今日ここで途絶える。
 左手動けえぇぇ!》

「ドラマの再放送ですか、苦取夫(くとるふ)さん。」

「やあ、倍悪兵衛(ばいあくへえ)君。
 前にも見たドラマなのに、ついまた見ちゃうんだよね、正月って。」

「しかし年末年始に特番を作らずにひたすらドラマを再放送するなんて、
 よっぽど予算が無いんですかね、このテレビ局は。」

「来週からセカンドシーズンを放送するんで、
 番宣を兼ねた再放送なんだよ。今年の流行らしいよ。」

「へーえ。」


*** *** *** *** *** *** *** *** ***


「うーん…今の時代、年末年始に営業しない小売店があるとは…
 本っっっ当に商売っ気ないわねぇ、ここの店長さんは。」

可愛いらしい仔実装の絵が描かれているシャッターの前にいるのは
双葉高校で男子生徒から圧倒的な人気を誇る独身美人化学教師、
歳月 亜季(とし あき 24歳)である。
ピッタリと閉じられた実装ショップ「ミドリの小人」のシャッターには

〈誠に勝手ではございますが、12月27日〜1月7日はお休みさせていただきます〉

と書かれた貼り紙が貼ってある。

「しょうがない、ちょっと遠いけど隣町のホームセンターまで足を延ばすか…」

亜季が帰ろうとすると、

「あ、歳月先生、明けましておめでとうございます。」

歩道を歩きながら声をかけてきたのは実装ショップ「ミドリの小人」で
アルバイトをしている女子大生の歳子 明子(とし あきこ)だ。

「明けましておめでとうございます、トシ子ちゃん。
 えっと…お店は休みだし…この近所に住んでるの?」

トシ子というのは明子の愛称だ。
ネームプレートに振り仮名が振っていないので、
店長が「トシ子君」と呼ぶのを聞いていた亜季が
「歳子」は「トシコ」と読むと勘違いしているのであるが、
明子は愛称で呼ばれていると思っていて、お互いの勘違いに気が付いていない。

「餌とか掃除とか実装石の世話があるので、店が休みでも出勤日があるんです。
 生き物相手の仕事だからしかたないんですけどねー。」

「なるほどねえ、言われてみればもっともな話だけど、
 あんな不思議生物でも一応生き物だもんね。」

「それで歳月先生、何かお入り用な物でもあるんですか?
 丁度今から出勤するところだから、実装達の世話をする前に
 ちょっとしたグッズを売るくらい大丈夫ですよ?」

「わぁ、ありがとう、助かるわ。
 超弱毒性ドドンパを使った虐待を思いついたんだけど、
 手持ちが無くって実験ができなかったのよねぇ。」


*** *** *** *** *** *** *** *** ***


ごく普通の和室。
ごく普通の畳の上には不釣り合いな一斗缶が数個置いてある。

『暗いレフ!』

『けむいレフ!』

『ドレイニンゲン、灯りをつけるレフ!』

『換気扇を設置するレフ!』

『環境の改善を要求するレフ!』

『謝罪と賠償も要求するレフ!』

『とにかくなんとかするレフ〜!!!』

ご存じ活きウジの燻製だ。
本来はアウトドア料理だが、火に気をつければ室内で出来ないこともない。
ちなみに今回串を刺している土台は実装肉とカマボコだ。

「活きウジの燻製はおつまみに、実装肉とカマボコはお雑煮に。」

今日の燻製担当は内藤権太(ないとうごんた)だ。
通常、火を使う作業といえば久遠牙(くとおが)の担当だが、
今日は別の場所で火を使っている。

『けむいレフ!死んじゃうレフ!』

『助けてレフ!助けてレフ!』

「フフフッ、美味しくなれよ。」


*** *** *** *** *** *** *** *** ***


「はい、超弱毒性ドドンパです。
 これって滅多に売れないんですよ。
 いったいどんな実験をするんですか?」

どう見てもコンペイトウにしか見えない超弱毒性ドドンパの入った透明な袋を
レジの後の棚から取り出して茶色の紙袋に入れ、亜季に手渡す明子。

「んふふー、それはまだ秘密。
 それよりもごめんねー、余計な仕事させちゃって。」

スマートフォンを取り出し電子マネーで支払う亜季。

「まあ、こっちも商売ですから。
 売り上げが増えるのは大歓迎ですよ。
 あ、そうだ、よかったら実装石の世話、見ていきますか?」

「実装石の世話…ですか?」

「虐待派として有名な歳月先生なら、
 きっと気に入ってもらえると思いますよ。」

「いや、私が虐待派だっていうのは職場や近所には内緒なので、
 勝手に有名にしないでください。」

「えへへ、ゴメンなさい。
 でも今日は店が休みだし店長もいないからチャンスですよ。」

「チャンス…?」


*** *** *** *** *** *** *** *** ***


火鉢の中で炭火が赤々と燃えている。
火鉢の上に置かれた金網の上では四角い餅が焼けて膨らみ、
香ばしい匂いが漂う。

今では餅は電子レンジで加熱するのが常識だが、
その前は電気オーブン、その前はガスレンジ、
さらにその前の時代は火鉢の炭火で餅を焼くのが正月の風物詩だったという。

「おーい権太!そろそろだぞ!」

「はいはーい、こっちも用意できてますよー。」

火鉢の前で炭火の番をする久遠牙が呼びかけると、
お盆を持った内藤権太が現れた。
お盆の上にはカマボコのスライスや実装肉、三つ葉、
蛆実装の煮干しで出汁を取った澄まし汁が入ったお椀が
6つ載っている。

「おせちも雑煮も今日までだな。」

「明日の朝、七草粥を食べたら虐殺初めですね。」

今日は忍業の旧月の新年会なのだ。

「あっれぇ、僕の分の雑煮は無いんですかぁ?
 それって仲間外れぇ?てことはいじめぇ?ひどいなあ。」

気が付くと内藤権太の後に細身の背の高い男が立っていた。
若いのか年を取っているのかよくわからないが、
正月らしく黒い紋付き袴を着ている。

「あ、エリアマネージャー、
 明けましておめでとうございます。」

「明けましておめでとう、権太君、久遠牙君。」

「エリアマネージャー、来るなら来ると予告してくれないと、
 あなたの分は用意してありませんよ。」

団一致の会極東エリアマネージャー、成後補鉄夫(なるあと ほてぷ)
の冗談を久遠牙がキツい口調ではね返すと、
手に徳利を持った夜具外雄(よぐそとおす)と
猪口を持った浅遠洲(あさとおす)が隣の部屋から顔を出した。

「おっ、来たな成後補鉄夫。」

「まあこっち来て飲め。」

「明けましておめでとうございます、浅遠洲さん、夜具外雄さん。」

「挨拶はいいから早く来い。お前の好きな活き蛆の燻製もあるぞ。」


*** *** *** *** *** *** *** *** ***


実装ショップ「ミドリの小人」の店内にディスプレイされているのは
ペット用のマラ実装だが、奥の別室にはエステ用マラ実装や
ジックス用マラ実装が入った檻が並んでいる。

『デスデスゥ!』

『テチャーッ!テチャーッ!テッ…!』

「よーしよし、いっぱい食べるんだよー。」

明子から生き餌の仔実装を受け取ったマラ実装達は、
手や足、頭など、思い思いの場所からかじりつく。
かじられた仔実装は悲鳴を上げながらイゴイゴと暴れて抵抗するが、
力の差はどうすることもできず、すぐにマラ実装の胃袋の中へと消えてゆく。

「うわー、ペットショップなのに結構エグいことやってるのねぇ。」

「生き餌をやると糞蟲になっちゃうからペット用は実装フードなんだけど、
 エステ用やジックス用は糞蟲でもスタミナさえあれば大丈夫だから、
 偽石を抜いていない仔実装をあげるんです。」

餌の仔実装達は、近所のスーパーで売れ残った食用実装や、
他のペットショップで売れ残ったペット用実装を安く買い集めたもの、
それに近隣の町からさらってきた野良実装に強制出産させた仔だ。

餌をやっている明子もそれを見ている亜季も、
シャワーキャップで髪を覆っている以外は服どころか下着も身に着けていない。
いわゆるオールヌードというやつだ。

亜季よりも身長が10cmほど高い明子はその分脚もスラリと長い。
ウエストもちゃんとくびれているし、
胸のボリュームは亜季より少し負けているが、
それでも優にEカップはあるだろう。

(むー、この娘、私ほどじゃないにしても結構スタイルいいわね。)

同族食いをする実装石は糞も体臭も臭くなるというが、
明子の掃除が行き届いているのか、飼育室はあまり臭いがしない。
もっとも明子も亜季も虐待派なので、多少の実装臭くらい慣れっこだが。

「開店中だと服の上にカッパを着たり長靴を履いたりするんで、
 動きにくいんですよね。」

「あー、分かる、分かるぅ。
 私も服が汚れないように、風呂場で裸で虐待するもの。」

「それと、もうひとつ。
 これは一応店長公認なんだけど…。」

明子が床に腰を降ろして檻に向かってM字開脚する。

『『『『『デッスーン!』』』』』

興奮した檻の中のマラ実装達が明子の秘部に向かって勢いよく射精し、
明子が全身精液まみれになる。

「んー、この匂い…興奮しちゃう。
 これでオッパイも大きくなるし、肌も綺麗になるっていうんだから、
 このバイトはやめられないわぁ。」

(なるほど、この店のバイトの女の子がみんな巨乳なのは、
 こういう事なのね。)

顔を上気させた明子がフラフラと立ち上がって、
亜季に抱きつく。

「ほらぁ、歳月先生にも塗ってあげる…ん…んはぁ。」

体と体を密着させ、亜季の背中からヒップ、胸から下半身へと手を滑らせ、
マラ実装の精液を塗り広げる。

「あ…ん…、歳月先生の肌、スベスベで気持ちいい…。」

「あんさんも大概変態でんな…。」


*** *** *** *** *** *** *** *** ***


「それでな、それでな、
 和尚が二人で坊主がツー、なんつってな。」

「和尚が二人で坊主がツーですかー、
 ちょっと僕には思いつかないセンスですねぇ。」

「だろ?だろ?そんでな、そんでな、
 こうやって、こうやって、
 おめでとーございまーす!」

「ありがとーございまーす!」

「いつもより余計に虐殺しておりまーす!」

「これでいただくものは同じでございまーす!」

「なーんつってな。」

「「はっはっはっはっは!」」

すっかり出来上がっている浅遠洲と夜具外雄は、
自分達で言ったギャグで爆笑している。

「チッ、しょうがねえジジイ共だな。」

隣の部屋の笑い声を聞きながら
7個目の餅を焼く久遠牙だった。



【終】


*** *** *** *** *** *** *** *** ***


[あとがき]

あけましておめでとうございます。
団一致の会極東エリアマネージャー、成後補鉄夫(なるあと ほてぷ)であり、
実装ショップ「ミドリの小人」の店長、鳴音玄人(なるおと くろひと)でもある、
デスゥノートの作者です。

本当は正月の前にクリスマスのスクを書き上げたかったんですが、
仕事が忙しい時期だったもので、クリスマスまでに間に合いませんでした。

実は亜季ちゃんの誕生日は12月24日という設定があるんですが…
あれ?今年も24歳?
そこらへんのところも書きたいので、
そのうち完成させる予定です。

それではまた次回作でお会いしましょう。


*** *** *** *** *** *** *** *** ***


[オマケ]


節句ス-MENシリーズはクトゥルー神話をモデルにしたキャラクター達が
不思議な能力を使って実装石を虐待、虐殺する物語ですが、
クトゥルー神話を知らない人にとってはなんの事だか意味がわからないような
不思議な描写が多いので、ここらへんで元ネタの解説をしようと思います。


①クトゥルー神話
小説家ハワード・フィリップス・ラヴクラフトのホラー小説をもとに
小説家オーガスト・ダーレスが体系化したクトゥルー神話、
及びそれらの架空の神々の設定を共有し書き継いだ作家たちの作品群。
「強大な力を持ち太古に地球を支配していたが現在は地上から姿を消している
恐るべき異形のものども(旧支配者や邪神など)」が現代に蘇るという
モチーフを主体とする。

②万物の王 「アザトース」
宇宙の始まりから存在するとも、この世界の創造主であるとも言われる、
盲目、白痴の神。その正体は混沌そのものであり、この世界自体が
この邪悪な神の見る夢でしかないともいう。
アザトースは「無名の霧」「闇」「這い寄る混沌」を生み出し、
「無名の霧」からは次元の門番ヨグ・ソトースが、「闇」からは豊穣の女神
シュブ・ニグラスが、「這い寄る混沌」からは千の貌を持つ邪神ニャルラトホテプが
生まれたという。
いずれもクトゥルー神話の中で最高クラスの神格であることから、
これらを生み出したアザトースが神話の中心的存在とされる。
「夢見る混沌、浅遠洲(あさとおす)」のモデル。

③次元の門番 「ヨグ・ソトース」
ヨグ・ソトホース、ヨグ・ソトホートとも言う。
絶えず形や大きさを変える虹色に輝く球の集合体のような姿で現れる一種の
エネルギー体のようなものとされる。
時空の制限を一切受けない最強の神性であり、時間と空間の法則を超越して、
全ての時と共に存在し、あらゆる空間に接している存在。
過去・現在・未来はヨグ・ソトースの中で一つであり、全存在がヨグ・ソトースに
含まれており、これまでに起こった事、これから起こる事を全て知っている。
ヨグ・ソトースを通過すればどの時代のどの場所へでも行けることから、
次元の門の守護者、あるいは次元の門そのものとも言われる。
「一にして全、夜具外雄(よぐそとおす)」のモデル。

④千の貌を持つ邪神 「ニャルラトホテプ」
ナイアルラトホテップとも言う。
アザトースに仕えるメッセンジャーでありながら、最強クラスの力を誇る邪神であり、
人間はもとより他の邪神をも冷笑し続けている。
顔がない故に千もの異なる顕現を持ち、同時にいくつもの姿で現れて、別々の人格で
別々の活動をすることができる。
人間界に狂気と混乱をもたらすために積極的に暗躍し、人間を直接殺したり破滅させる
よりも自滅するように仕向ける事を好む。
これはアザトースが退屈して目を醒ますと、その夢である世界と自分が消えてしまうため、
アザトースを楽しませるのが目的だとも言われている。
人間の姿を取る場合は知的でスマートな黒い美男子に変身することが多く、
黒い人という異名もある。
火属性の邪神クトゥグアとは敵対関係にあり、天敵と言ってもいい存在。
「這い寄る混沌、成後補鉄夫(なるあとほてぷ)」と
「ミドリの小人の店長、鳴音玄人(なるおとくろひと)」のモデル。

⑤豊穣の女神 「シュブ・ニグラス」
巨大な雲のような体と蹄を持ち、ねじくれた樹木に似た動物とも植物ともつかない
怪生物「黒山羊」を次々と産み落とす邪神。
その姿が登場する作品はほとんど無いがヨグ・ソトースの妻、クトゥルーの祖母、
ハスターの恋人など、他の邪神との関係性に関する設定は多い。
また黒山羊を食料としている邪教徒からは豊穣の女神として崇められている。
「双葉高校の独身美人化学教師、歳月亜季(としあき)」が覚醒した状態である
「豊穣の女神、種部肉裸(しゅぶにくら)」のモデル。

⑥海に眠る太古の王 「クトゥルー」
クトゥルフ、クルウルウとも言うが、本来は人間には発音できない名前だという。
タコに似た頭部、イカのような触手を無数に生やした顔、巨大な鉤爪のある手足、
ぬらぬらした鱗に覆われた山のように大きな身体、背にはコウモリのような細い翼
を持った姿をしている。
他の邪神ほど強い力は持たないが、人間との接点が多いことからクトゥルー神話の
代表的存在になっている。
現在は海底に沈むルルイエ神殿で永い眠りについているが、眷属の海神「ダゴン」と
半魚人「深き者ども」を通じて信者を支配している。
「深海の支配者、苦取夫(くとるふ)」のモデル。

⑦燃え盛る炎 「クトゥグア」
地球から25光年離れたフォーマルハウト星に棲むとされる炎の邪神。
体は炎そのものであるため、定まった姿は持たない。
条件が揃えば人間の召喚に応えることもある。
千の貌を持つ邪神ニャルラトホテプとは敵対関係にあり、
配下の炎の精ですらニャルラトホテプを追い払うほどの力を持つ。
「灼熱の炎、久遠牙(くとおが)」のモデル。

⑧ハスターの使い 「バイアクヘー」
風の邪神ハスターに仕える怪物。
体長2〜3メートルで、コウモリのような翼と蟻のような体、獣のような顔を持つ。
(外見については諸説あり)
常にうるさい羽音をたてており、地上では時速70Kmほどで飛行するが、
宇宙空間では光速の10%の速度で移動することができる。
また、腰にある特殊な器官を使うと光速の400倍の速度でワープすることができる。
「宇宙駆ける疾風、倍悪兵衛(ばいあくへえ)」のモデル。

⑨夢に棲む魔物 「ナイトゴーント」
ラブクラフトが幼い頃から見ていた悪夢を元に創作した怪物。
顔は無くゴムのような黒い皮膚に蝙蝠の羽と長い尻尾を持ち、
人を乗せて飛ぶことができる。
さまざまな邪神や巨人に使役されている都合のいい魔物だが、
自分達の領域に侵入してきた者に対してはくすぐり攻撃によって
深淵の中に引きずり込むというユニークな攻撃方法を持っている。
「くすぐる悪夢、内藤権太(ないとうごんた)」のモデル。

⑩恐怖の追跡者 「ティンダロスの猟犬」
時間が生まれるより前の、異常な角度をもつティンダロスと呼ばれる空間に潜む、
あらゆる邪悪を凝縮したかのような怪物。
絶えず飢えていて非常に執念深く、獲物の「におい」を知覚するとその獲物を捕らえるまで、
時間や次元を超えて永久に追い続ける。
執拗に獲物を追う様子から「猟犬」と呼ばれているが、
四足獣であるという以外は犬には似ても似つかない姿をしている。
ニャルラトホテプの従姉妹にあたる女神マイノグーラと豊穣の女神シュブ・ニグラスとの間に
生まれたという説もあるが、この場合はシュブ・ニグラスが父親とされる。
90度以下の鋭角の図形や空間から現れるという特性があり、作中では〔オマケコーナー〕で
歳月亜季のハイレグ水着の角度から現れ、作者をバリボリと食べてしまう。

⑪ダンウィッチの怪
ヨグ・ソトースが人間の女性に産ませたモンスターに関するホラー小説の題名。
団一致の会の語源。

⑫インスマウスの影
架空の港町インスマウスを舞台に、
半魚人「深き者ども」の秘密を探るホラー小説の題名。
苦取夫が召喚されていたという陰須磨市(いんすまし)の語源。



[スク投稿リスト]
・マラ実装エステの時代   08.01.02
・デスゥ・ノート①     08.01.30
・デスゥ・ノート②     08.02.01
・デスゥ・ノート③【完】  08.02.03
・48匹目の実装石     11.01.15
・シン・実装石       16.10.20
・聖バレンタインデーの虐殺 17.02.11
・桃の節句ス-MEN     17.02.24
・ホワイトデー計画     17.03.07
・トシアキ兄弟       17.04.15
・端午の節句ス-MEN    17.04.30
・七夕祭の夜        17.08.07
・ハロウィン・ナイト    17.10.29
・本作           18.01.05


(上記スクの日付は初稿の完成日であり、修正版と入れ替えたスクは
 スクアップローダーの表示年月日と異なる場合があります)

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1 Re: Name:デスゥノートの作者 2018/01/05-19:48:20 No:00005128[申告]
一部修正しました。
2 Re: Name:匿名石 2018/01/06-00:03:14 No:00005131[申告]
クトゥルフの解説がありがたいw
元ネタ何となくしかわからなかったのでこれで勉強するぜ!
3 Re: Name:デスゥノートの作者 2018/01/06-08:34:20 No:00005132[申告]
済みません、また一部修正です。
酔った勢いで書くと誤字脱字重字が多いわ、描写が不十分だわ…。
やっぱり夜書いた文章は朝に添削しないといけませんね。

>No:00005131
まあ私もクトゥルー神話の達人というわけではなく、初心者に毛が生えた程度ですので、
偉そうなことは言えないんですが、楽しんでいただければ幸いです。
4 Re: Name:匿名石 2018/01/07-03:25:08 No:00005133[申告]
なんか地味に邪神が増えてる
これでまた実装石には生きにくい世界になるな
5 Re: Name:匿名石 2018/01/08-03:09:47 No:00005138[申告]
説明のおかげで登場人物の外見や関係が想像しやすく…
ごめん、正直ならない
説明文読んでもますます理解できなくなった
カオスだ
6 Re: Name:匿名石 2018/01/08-03:19:24 No:00005139[申告]
クトゥルフ神話をわかりやすく説明している YOU TUBE みつけた
https://www.youtube.com/watch?v=50qJQh9vgkE&feature=youtu.be
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