タイトル:【馬・美人教師】 ハロウィン・ナイト
ファイル:ハロウィン・ナイト.txt
作者:匿名 総投稿数:非公開 総ダウンロード数:631 レス数:6
初投稿日時:2017/10/29-22:16:01修正日時:2017/10/31-22:49:58
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【ハロウィン・ナイト】


「と・び・ら 開けたら まるで〜 大魔神♪」

そりゃあそうよね。
コンビニでお気に入りのスゥイーツを買って帰って、
さあ、今から食べようって時に臭い仔実装が、

『テッチューン♪』

なんて能天気な声をあげてコンビニ袋の中から転がり出てきて、
しかも中に入っていたスゥイーツは緑色の糞にまみれていて、
散々食い荒らされていたりしたら、
そりゃあ誰だって腹が立つでしょ。

しかもその直後に

『可愛い娘と一緒に賢く高貴なワタシも一緒に飼わせてやるから感謝するデスゥー。
 可愛い娘は他にも沢山いるからオカワリ自由デスー。』

と、飼いになって贅沢な暮らしをするのは既に決定事項というような
身の程知らずな妄想全開の野良実装が訪問して来たら、
誰だって大魔神のように怒りまくるでしょ。

もちろん、虐待派は実装石に詳しいから
そんなドジは踏まないんだけどね。
託児されそうな場所は把握しているし、
託児される仔実装を中身の入っていないコンビニ袋で受け止めるのも日常茶飯事だもの。

だからハロウィン限定のパンプキンプリンが糞まみれになっているのも、
ハロウィン限定のパンプキンロールケーキとパンプキンシュークリームが
食い荒らされているのも、最初からそういう計画だったし、
中身が入っていない方のコンビニ袋に仔実装が入っていなかったのだって、
全て想定の範囲内の事なんだからねっ!

そうよ、虐待初心者じゃあるまいし、
なんの変哲もないごく普通の虐待派である私がそんなミスをするわけないじゃない。

『どうしたデスゥ?
 嬉し過ぎて言葉も出ないデスゥ?』

「うるさいっ!」

『デ、デスッ!?』

私の怒りの大きさを感じたのか、ビクッ!と体が反応した親実装石。
ふん、妄想だけじゃなくちゃんと現実も見られる、やや賢い個体のようね。
まあ、いいわ。
ハロウィンと言えばカボチャ味のスゥイーツ。
そしてもうひとつ忘れちゃいけないのが、仮装よね。
ハロウィンらしい お・も・て・な・し をしてあげようじゃないの。

『…えーっと、それではワタシはそろそろおいとました方がよさそうデ…』

「逃がすか、このボケぇ!」

野良実装を蹴り飛ばして行動不能にしてから、
その後に隠れていた仔実装共も一緒に市の指定燃えるゴミ袋にブチ込み、
家の中へと拉致誘拐する。

それにしてもバレンタインの時にチョコレート型の殺実装剤をバラ撒いて
市内の野良という野良は根こそぎ全滅させたはずなのに、
わずか8ケ月でコレだもんねえ。
捨てられた飼いとか、他の町からの渡りが原因だと分かってはいるけど、
いったいどこから湧いてくるんだか、っていう気持ちになるわよホント。


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今日のポイント。

ハロウィンにカボチャ味のスゥイーツが期間限定で販売されるのは
カボチャのランタンから連想した安易な企画ではあるが、
甘くて美味しいので女の子からの人気は高い。

ここ、試験に出るからね。


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リンガルとして使っていたスマホをリビングに置いてから、
ゴミ袋に入れた野良実装の家族を風呂場へと運び、
照明と換気扇の電源を入れてからバスタブの中で袋から出してやる。

人間用に作られたバスタブの深さなら成体の実装石でも逃げられる心配は無いし、
糞や血などの汚れも簡単に洗い流せるから、
自宅に連れ帰った野良を一旦バスタブに入れておくというのは
虐待派にとってはもはや常識だ。
あと、換気扇は絶対に忘れないこと。
理由は…言うまでもないわよね。

『デスデスゥ!』

『テチュ!テチュ!』

『テチューン!』

なんか怒って抗議しているが知った事か。
託児なんかしたおまえらが悪い。
私のパンプキンプリンとパンプキンロールケーキとパンプキンシュークリームを
台無しにしてくれた罪は万死に値するからなっ!

とりあえず服に臭いが付かないように全裸になり、
キャップで髪を隠して虐待の準備を整える。

これはまだ私が子供の頃、
近所の公園で野良実装をバールのような物で殺しまくっていた
虐殺派のカッコイイお姉さんに教えてもらった方法だ。
裸なら返り血を浴びようが糞を投げられようが、
なんならマラ実装の精液を浴びようが、
シャワーを浴びて洗い流すだけで済む。

高校生とか中学生とか、あるいは大学生にもいるかもしれないが、
親と同居している未成年の虐待派にとって、
服の汚れというのは親バレの原因として結構切実な問題なのだ。

私はそのカッコイイお姉さんみたいに公園で全裸になる勇気は無いけれど、
便利というか後片付けが楽なので、社会人になって一人暮らしをしている今でも
自宅ではこの格好で虐待している。
冬以外は。


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それじゃあ、まずは汚物共を洗うところから始めようか。
ここでのポイントは必ず冷水を使う、ということだ。

ヤケドに弱い実装石を苦しめるために熱湯を使う虐待派もいるらしいが、
最初から熱い湯を使うと臭いがすごいので、
熱湯を使うにしてもまず冷水である程度きれいにしてからにした方がよい。
私が実際に冷水、ぬるま湯、熱湯で洗って臭気計で測定した結果だ。
間違いない。

そういう意味では真冬の冷たい水道水に比べて
夏の生ぬるい水道水はイマイチであるが、
秋や春の温度なら、まあまあ我慢できるレベルだ。

『デス!デスデス!』

『『『『『テチュ!』』』』』

どうせ水が冷たいとか文句を言ってるのだろうが無視する。

ちなみに水道水の温度が高い夏はどうしているかというと、
基本的に自宅では虐待しないが、
どうしても野良実装を自宅に招待しなくてはならない場合は、
事前に水道水をペットボトルに入れて冷蔵庫で冷やしたものを用意する。

次に洗剤を使うかどうか、という問題だ。
臭いや衛生面のことを考えてセッケンを使う、という虐待派もいれば、
高圧洗浄機を使うので洗剤は使わない、という虐待派もいる。

確かに高圧洗浄機は便利だが、強力過ぎて成体実装や中実装以外は
洗うだけで死んでしまうというという欠点があるので、私はセッケンを推薦したい。

ただし、ちょっとでも飼いの気分を味わわせたくないので、
香りのよいセッケンではなく無香料のものに限る。
そしてタワシでガシガシと乱暴に洗うのが正解だ。

『デスデススススッ!』

『『『『『テチテチチチチッ!』』』』』

服や髪がボロボロになるように、
しかし死なない程度に力を加減して洗えば、
洗うだけで禿裸にすることもできるし一石二鳥だ。
糞や垢などの緑色が出なくなるまでしっかり洗ってやれば、
たいがいの実装石は風呂恐怖症になっていることだろう。

まあ、上げ落としをする場合は私と同じボディソープを使って、
手のひらで優しく洗ってやる、ということも無くな無いが。


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外側を洗ったら次は内側だ。
いわゆる糞抜きである。

ドドンパを使う方法もあるし、
強制的に大量の水を注入する方法もあるが、
そこは好みの他に予算の問題と風呂の構造の問題もあるので、
各自好きな方法で糞抜きすればよい。

ただし、胴体を手で締め付けて糞を絞り出す方法は
実装石に与える苦痛が大きいというメリットがある反面、
糞袋内に糞が残るので、私はオススメしない。

ちなみに私が好きなのは水を強制的に注入する方法。
しかも総排泄口から水圧をかけて口から糞を出させる方法だ。
口から水圧をかけて総排泄口から糞を出させる一般的な方法に比べて、
肉体的にも精神的にも実装石に与える苦痛が大きいからだ。

『デベベベベッ!』

『『『『『テペペペペッ!』』』』』

1匹だけ腹がふくらんでいる仔実装は、
目印として片耳をちぎってから糞抜きをする。
最初に託児されていた仔実装だ。
糞抜きをしてしまうと他の仔実装と見分けがつかなくなるので、
リンガルが必要になってしまうからな。


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今日のポイント。

野良の実装石を自宅で虐待する時は、
換気扇を回した風呂場で
できるだけ冷たい水で
無香料のセッケンを使って
タワシでガシガシと乱暴に洗って
糞抜きをしてから虐待するのがよい。

ここ、試験に出るからね。


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さて、託児をしてきた実装石は他の野良実装が託児をするのを抑止するために
回復不可能なダメージを与えてから殺さずに元の公園にリリースするのが基本だが…

『テチュ?』

最初に託児されていた仔実装をつかまえ、
頭のてっぺんから足の先まで全身に白い糸をグルグルと粗く巻き付ける。
100円ショップで買って来た何の変哲もない裁縫用の木綿糸だ。

『テチュ!テッチュー!』

糸に締め付けられて苦しいのか、なんか怒って抗議しているが知った事か。
私のパンプキンプリンとパンプキンロールケーキとパンプキンシュークリームを
台無しにしてくれたお前だけは生かして帰すわけにはいかない。

いくら回復不可能なダメージを与えるとしても、
ニンゲンの美味しい食べ物を食べた成功体験を公園で話されては、
託児の抑止効果が弱くなってしまうからな。

『テチッ!テチテチ!』

「うるさい、この糞蟲がっ!」

左手でグルグル巻きの仔実装を握り、右手で思いっきり糸の端を引っ張る。

「秘技、白糸ばらし!」

仔実装のチリい体にとっては何の変哲もない裁縫用の木綿糸が
新宿の超絶美形なせんべい屋さんが操る不可視の極細チタン糸のように
体を切り刻む必殺の凶器となる。

『ヂッ!』

仔実装の体は一瞬にして数十の破片となり、
バスタブの中にいた家族と
私の自慢の形のいいFカップの胸に赤と緑の血が飛び散る。

『デ…デスデスゥ!』

『『『『テッチャー!』』』』

さすがの糞蟲共も、家族が殺された事はショックのようだな。
でもまだまだこれからが本番、次はお前達の番だ。
もっともお前達はコイツみたいに楽には死ねないけどな。

ちなみに見せしめとしては親だけいれば充分なので、
無関心派は仔実装をあっさり殺してしまうのが普通だが、
虐待派としては、仔実装を殺して簡単に楽にしてやるなんてできない相談ですよ。


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胸に浴びた仔実装の返り血をシャワーで軽く洗い流すと、
そのまま風呂場に道具を持ち込み、
カッター、爪楊枝、万能ボンド、ピンセット、ラジオペンチ、ニッパー、
ライターで熱した針金、ドリンク剤などを使って実装石を加工する。

この時、実装石のダミ声が嫌いだとか、
防音上の理由で実装石が大声で悲鳴をあげると隣近所に迷惑だという場合は、
まず喉を焼き潰して声を出ないようにしてから作業を始めればいいし、
逆に実装石の悲鳴が3度の飯より大好きだという場合は、
喉はそのまま温存して作業を始めればいい。
成体実装の声は嫌いだが仔実装の悲鳴は大好物、
なんて話もよく聞く。

ちなみに、先に指で喉を押しつぶして声が出ないようにしてから
体を洗い始める虐待派もいると聞くが、
それは虐待派としてのスキル、
臭いや汚れにどれだけ耐えられるか、
家の防音性能に起因する隣近所に対する迷惑の大きさ、
さらに隣近所の住人が騒音に対してどれだけ寛容か、
という問題を総合的に判断して決めることなので、
必ずこの順番で、ということはない。

私?
うちは防音がしっかりしているので、
喉は潰さないわよ。


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ゾンビ、ミイラ男、魔女、吸血鬼、化け猫、
フランケンシュタイン博士の人造人間、狼男、
蛇女、首無し騎士、壊れた人形、そしてカボチャ大王…

実装石を切ったり貼ったり焼き潰したりして整形し、
そのままドリンク剤で癒着させて異形の姿を固定するという方法で加工する。
今回のモチーフはもちろんハロウィンだ。
実装石をハロウィン仕様に改造しているうちについつい創造意欲が湧いてしまって、
元からいる実装石だけでは足りなくなってしまい、
親実装石に何匹か追加で仔を産んでもらったくらいだ。

切り刻んだり焼き潰したりするたびに痛みと熱さで

『デギャギャ、デギャ!』

『『『『『『『『『『『テチ、テチャー!』』』』』』』』』』』

とうるさいが、当然のごとく無視して作業を続ける。
託児なんてしなければこんな痛い思いしなくて済んだのにね〜。
まさに、ザ・自業自得だよね〜。

「ハロウィン・ナイト さあ 踊れ♪
 溢れる糞の波 そう 理屈よりノリで行け♪
 こんな世界の片隅で 挫折する託児と飼いの夢♪
 スペシャル・ナ〜イト♪ ha〜♪」

調子が出てくると、つい歌も出てくるってもんよ。
しかし全裸の若くてナイスバディの美人が
実装石を虐待しながら笑顔で歌を唄っているって、
客観的に見ると結構アブナイ感じだよなー。
学校の生徒達には絶対に見せられないわ、ホント。


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今日のポイント。

双葉高校の独身美人化学教師「歳月 亜季(とし あき)」(24歳Fカップ)は
グラビアアイドル級のナイスバディと女優並みのルックス、
さらに理系の天才的頭脳も併せ持つ何の変哲もない普通の虐待派である。

ここ、試験に出るからね。


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さて、回復不能なダメージを与えた実装石をいよいよリリースするわけだが、
ここでも注意点がいくつかある。
なんといっても1番大事なのは裸で外出しないようにちゃんと服を着ること
…なのは私だけか。
一般論として1番大事なのは実装石が元いた公園に戻す、ということだ。

託児をしてきた実装石を殺さずに元いた公園にリリースする理由は、
今さら言うまでもない。
殺してしまうと公園に戻らないため、
託児が成功して飼いになったから戻って来ないと勘違いした他の野良実装石が
我も我もと託児をするようになるからだ。

それを防ぐために回復不能なケガや身体の障害を与えてから元の公園に戻して、
託児をすると飼いになって幸せに暮らせるどころか逆に恐ろしい目に合う、
という生きた証拠になってもらうわけだ。

元いた公園ではない別の場所にリリースしてしまうと元いた公園に戻らないため、
殺してしまった場合と同じ結果になってしまう。
だから実装石が元いた公園に戻すというのは、とても大事なことなのだ。

まあ、実装石は歩くのが遅いので住んでいる公園から1番近いコンビニで託児するのが普通だし、
どこで託児されたのかは虐待派なら当然分かっているので、
一部の例外を除きあまり問題にはならないだろう。

え?一部の例外とは何かって?
河川敷や空き家、道路の緑地帯、葉物野菜の畑、校庭の隅など、
公園以外の場所に住んでいる実装石もたまにいるのだ。
しかし虐待派なら近所のどこに実装石が住んでいるのかほぼ把握しているので、
公園以外から来た実装石だからと言って100%の確率で間違える、
というわけでもないが。


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回復不能なダメージを与えた実装石をリリースする際、次に大事なのは…
そうだなあ、実装石を公園まで運搬する手段かな。

自動車、自転車、キャリーバッグ、台車…なんでもいいと言えばなんでもいいのだが、
必ずダンボール箱に入れてフタをして運ぶ、というのがポイントだ。
回復不能な怪我をした実装石を見られたリ我が身の不幸を嘆いている鳴き声をリンガルに拾われたりすると、
虐待派であることが隣近所や職場の人間にバレてしまう。

まあ、常日頃虐待派であることを公言しているような人には関係無いが、
私のようにまっとうな仕事に就いている者にとっては、
社会的な信用というのも大事なのだ。
特に私の仕事は教師であるため、
愛誤派の生徒や愛誤派の保護者と無用なトラブルを起こさないように、
虐待派であることは隠しておくのが大人の処世術というものだ。

間違っても実装石を自力で歩かせたりしてはいけないし、
まして後ろから蹴とばしながら無理矢理歩かせるなど論外だ。

またダンボールには実装石の姿を隠したり声を漏れなくする他に、
自動車や自転車が汚れるのを防ぐ、という効果があるのも見逃せない。

念のために言っておくと、
私がバレンタインに市内の野良実装石を皆殺しにした件は市から表彰されているので、
もちろん愛誤派の生徒や愛誤派の保護者も知っているが、
表向きは虐殺ではなく駆除だとされているのでギリセーフとして扱われている。
というか、虐待派からは古い技術を甦らせて大量の実装石を苦しめて殺した
カリスマ美人教師として密かに崇拝されているし、
無関心派からもゴミ捨て場を荒らしたり糞をまき散らす害獣を一掃してくれた英雄として
賞賛されているので、愛誤派であっても私を非難しづらい雰囲気なのだ。


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今日のポイント。

回復不能なダメージを与えた実装石をリリースする時は
必ずダンボール箱に入れて運ぼう。

ここ、試験に出るからね。


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さて、そんなわけで、託児をしてきた実装石家族をダンボールに詰め込んで、
オシャレなキャリーバッグをコロコロと夜の公園まで引っ張って来たわけだが…
先客がいる?
虐待派ならいいが愛誤派や無関心派だと面倒なので、
とりあえず見つからないように公園の入り口に置かれた自販機の陰に隠れて様子をうかがう。

「ほら、○シ子、踊りに集中し過ぎて歌がおろそかになってるぞ。
 もう1回最初からやり直しだ。」

『デッス。』

大学生くらいだろうか?
なかなか整った顔にメガネをかけた若い男が実装石に歌と踊りのレッスンをつけている。

「さん、はい、恋する、フォーチュン、フード♪ 未来は、そんな甘くないよ♪
 ダメダメ!今度は踊りが全然できてないじゃないか。」

『デスゥー。』

手を叩いてリズムを取りながら実装石に歌と踊りを教えていた男は
すぐにダメ出しをした。

「まったく、ブサイクなうえに歌もヘタ、踊りもヘタ、おまけにヘタレ、
 ホントにサシ○はいいところがひとつも無いなあ。」

『デッスゥー…』

まあ、実装石がブサイクなのは当たり前だし、
歌と踊りも自分たちでは上手だと思っているらしいが、
人間から比べるとまったく見られたもんじゃないし、
きわめて正当な評価だな、うん。

「さて、時間だね。」

男がスタスタとこちらへ歩いて来る。
もしかして缶コーヒーでも買うつもりか!?
しまった!こんなことなら自販機じゃなく電柱の陰に隠れるんだった。
とりあえず音をたてないようにコッソリ移動しなくては…

しかし男はまだ数歩離れた距離から私に話しかけてきた。

「お待ちしていましたよ、歳月亜季さん。」

「へ?」


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コイツ何者?
なぜ私のことを知っている?
まさかうちの学校の生徒?
いや、それなら私のことは「先生」か「亜季ちゃん」と呼ぶはず。
それに見覚えの無い顔だし。
身長は180cmくらいありそうだし、体形も細マッチョでかっこいい。
学校にいれば目立つはず。

まさかストーカー?
それは、ありうる。
私ってばグラビアアイドル並みにナイスバディだし女優並みに美人だし、
ストーカーの100人や200人いても全然不思議じゃないもの。
うん、それだ、ストーカーに決めた。

「初めまして、僕は実装石虐待の入り口に立ったばかりの者。
 無限にいる虹浦としあきのうちの1人です。」

え?
実装石虐待?
虹浦としあき?
私のストーカーじゃないの?

いやいやいや、実装石を虐待する虹浦としあきで、
尚かつ私のストーカーなのかもしれないじゃない。

「念のために言っておくとあなたのストーカーではありません。
 ご安心を。」

あ、ストーカーじゃないんだ。
なんかちょっと残念。

「まあ、立ち話もなんですから、
 向こうのベンチに座りませんか?」

黒と白のツートンカラーのジャージを着て赤いフレームの眼鏡をかけたその男は、
私のそばまで来ると、私のキャリーバッグを曳いて公園の中へと歩き出した。


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「このベンチはあまり汚れてないみたいですよ。」

虹浦としあきと名乗ったその男はジャングルジムの前にあるベンチを私にすすめると、
自分は座らずにポケットから封筒を取り出した。

「実は紳士から伝言を預かっていまして、
 あなたをお待ちしていました。」

「紳…士?」

「ええ、虐待紳士です。」

虐待紳士ってあの虐待紳士?
人間の限界を超えた超自然的な存在とか、
人知を超えた恐ろしい魔人とか、
虐待の正義を執行する者とか言われているけど、
都市伝説でしょ?
まさか本当にいるっていうの?

「それでは読み上げます。
 ” スゥイーツが入っている方のコンビニ袋に仔実装が入っていたのも
 空のコンビニ袋の方に仔実装が入っていなかったのも
 全部僕ちんのイタズラだったの。
 ゴメンね、テヘペロ♪ ”
 …プッ…プフッ…以上…です…プッ。」

「なぁーんじゃ、そりゃあ!?
 なんか、噂に聞く虐待紳士のイメージと全っっっ然違うんだけど。」

「プハッ…あっはっはっは! いやまったく!
 まさか” テヘペロ♪ ”とは、僕も予想していませんでした。
 意外と茶目っ気があったりするんですねえ、あの人も。
 でも実装石の虐待に関しては噂通りストイックで、
 人間とは思えないほどの恐ろしい腕前なんですよ、本当に。」

「茶目っ気でスゥイーツを台無しにされちゃ、たまんないわよ。
 なんなの、いったい?」

「なんでも紳士の古いご友人が歳月さんのお知り合いらしくて…
 歳月さんが真の力に目覚めるのを楽しみにしているとかなんとか…」

「私の…真の…力?」

私の名前やスゥイーツが入っている方のコンビニ袋に仔実装が入っていた事、
空のコンビニ袋の方に仔実装が入っていなかった事を知っているのは、
ストーカーであれば別に不思議ではないし、
虐待した実装石をリリースしにこの公園に来るのも容易に予測できるだろう。

だが話しているうちに感じる違和感。
穏やかで落ち着いた話し方で隠しているが、連れている実装石を見る限り、
この男の虐待の腕前はかなりのレベルのようだ。
さっきまで歌ったり踊ったりしていた実装石は、
直立不動で微動だにせず、声もあげずに静かに待機している。
恐怖からなのか、やや緊張しているようにも見えるのは私の気のせいか。
虐待の入り口に立ったばかりの者だなんて謙遜しているが、
躾けに関しては間違いなく私よりも上だろう。
それでいて賢い実装石は無闇に殺したりせず、芸を教え込んだりしているあたり、
本当に虐待紳士の関係者…なのかも?


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今日のポイント。

虐待紳士は実装石の虐待を極めることによって人間の限界を超えた超自然的な存在で、
人の道を踏み外した虐待派にペナルティを与えたりもする恐ろしい魔人だと言われているが、
都市伝説ではなく実在の人物である。

ここ、試験に出るからね。


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「○シ子、アレを。」

『デスゥー。』

サ○子と呼ばれた実装石は犬の餌皿のような平べったい容器を地面に置き、
プラスチック製の小さなビンを男に渡した。
実装石用の餌皿と市販の有名な乳酸菌飲料だ。

「申し訳ないんですが、歳月さんが一生懸命虐待してこの公園に連れて来た実装石の家族は、
 実はこの公園の出身ではなく、紳士がペナルティ用に飼育していた実装石なんですよ。」

「へ?」

なんだか予想外の出来事の連続で、
間抜けな返事をしてしまうのも今日2度目だ。

「いや、別に歳月さんがペナルティを受けるような悪い事をしたというわけじゃなく、
 この街の公園には今、ほとんど野良実装がいないもんですから。」

としあきはそう言いながら乳酸菌飲料の薄いアルミのフタを剥がして、
実装石用の餌皿に注ぎ入れる。

「歳月さんがバレンタインに殺実装剤をばら撒いたのも原因の一つですが…
 夏頃にこいつらがどこからか大量にやってきたせいで、
 今でも野良実装の数が回復していないんです。」

言い終わるか終わらないうちに、
何か小さな黒いものが飛んで来る。

『ルトー♪』

『『『『『ルトルトー♪』』』』』

『『『『『『『『『『ルトルトルトー♪』』』』』』』』』』

10匹…30匹…50匹…

綺麗な声で鳴く小さくて可愛い生き物が100匹以上も集まって来て、
肌色の甘い乳酸菌飲料を餌皿から飲んでいる。

「これは…実装燈?」

「やあ、よくご存じで。
 そう、実装石の天敵、実装燈です。
 …と言っても、僕も実物を見るのは初めてですけどね。」


○△● ○△● ○△● ○△● ○△● ○△● ○△● ○△● ○△●


手のひらに乗るくらい小さな体、黒い服、銀色の髪、赤い目。
空を飛び、綺麗な声で鳴く実装シリーズ、
実装燈はかなりレアな存在で、初めて見るのは私も同じだが、
まさかすぐ近所にこんな大量発生していたとは。

『ルトッ!』

『デスッ。』

実装燈がおかわりを要求したのか、
サシ○は乳酸菌飲料の薄いアルミのフタを剥がして、
実装石用の餌皿に1本追加する。

『『『『『『『『『『ルトルトルトー♪』』』』』』』』』』

よっぽど厳しく躾けられているのか、
天敵であるはずの実装燈とコミュニケーションが取れるとか、
アルミのフタを剥がせるとか、
甘い乳酸菌飲料を飲もうとしないとか、
この実装石は普通じゃない。

「よく躾けてありますねー。」

「あ、コイツですか。
 生まれた時から厳しく育てているんですよ。
 公園で拾った野良が産んだ仔なんですけどね。」

「野良に仔を産ませたの?
 躾けるの大変だったでしょ?」

「うーん、それがコイツの親はちょっと変わった奴でして…
 まあ厳密に言えば完全な野良じゃなく紳士が用意してくれた実装石らしいんですが。」

「紳士が用意して…くれたあ?」

なにコイツ?
紳士に見込まれて虐待の世界に引っ張り込まれたの?
もしかして、とんでもない大物?

「サ○子、そろそろ歳月さんが連れてきた実装石の家族を出してあげなさい。」

『デスウ。』

○シ子はキャリーバッグのロックを簡単に解除すると、
ダンボールのフタを閉じているガムテープをペリペリと剥がした。
やっぱりコイツは普通じゃない。


○△● ○△● ○△● ○△● ○△● ○△● ○△● ○△● ○△●


「さてさて、それでは全員そろったところで、やりますか。」

『『『『『『『『『『デスゥ。』』』』』』』』』』

『『『『『『『『『『ルトー♪』』』』』』』』』』

え?
やるって何を?
なんで実装石が整列してるの?

「それではまず両手でバッテンを作って、
 手と足でハサミをチョキチョキしまーす。
 まずは右上ぇー、次に左上ぇー。」

『『『『『『『『『『デスゥー。』』』』』』』』』』

いったいなにこれ?
なんで振り付けなんかしてるの?

「はい次は両腕をワクワク、両脚をガクガクさせて、
 ファンキーチキンという踊りをしまぁーす。」

『『『『『『『『『『ルトー♪』』』』』』』』』』

実装石の頭の上を飛んでいる実装燈はまるで、
ハロウィン限定のお菓子のパッケージイラストによく描かれているアレみたいだ。
ほら、オバケやカボチャの上を飛んでいる小さな…コウモリ?

「ハロウィン・ナイト♪
 さあ 踊れ♪
 バールはいらないよ♪
 もう 嫌なこと忘れよう♪
 年に1度のカーニバル♪
 今日だけ自由な実装たち♪
 ハ〜ロウィン・ナ〜イト♪」

ああ、これはあの歌の振り付けなのね。
ハロウィンの夜だもんね。

でもセンターにいるサシ○はともかく、初めて見たという実装燈や、
さっきうちの風呂場で産まれたばかりの仔実装にまで踊りを教え込んじゃうなんて、
この男、やっぱり只者じゃない。


○△● ○△● ○△● ○△● ○△● ○△● ○△● ○△● ○△●


「トリック オア トリート♪」

ラストは左手を腰に当て右手で天を指さしてポーズを決める。
なんだかんだで、私まで1曲通して踊れるようになってしまった。
この男、やっぱり只者じゃない。

…センターが私じゃなくサ○子なのが不満と言えば不満だけど、
曲に合わせてみんなで踊るって結構楽しいかもね。

「ね、虹浦としあきっていうのはコードネームっていうか、
 パブリックドメインなんでしょ?
 本名はなんていうの?」

「それは秘密です。」

「ずるぅーい!。
 そっちは私の事を知ってるのに、私は知らないなんて!
 教えてくれないとイタズラしちゃうぞ!」

『ルトット ルト ルトート!』

「え?」

『『『『『『『『『『ルトット ルト ルトート!』』』』』』』』』』

踊り終わって休んでいた実装燈たちが私の言葉に反応して、
急にとしあきの周りを飛び回り始めた。
何?
どうしたの?

「ははあ、どうやらトリック オア トリート(イタズラか、お菓子か)
 と言っているようですね。」

虐待師なのか振付師なのか正体不明のとしあきはそう言うと、
サシ○から乳酸菌飲料を1本受け取り、実装燈に渡した。

『『『『『『『『『『ルトー♪』』』』』』』』』』

…喜んでる。
言葉はわからないけど、飛び方や声のトーンで喜んでいるのがなんとなくわかる。
この子たち、本当に乳酸菌飲料が好きなのね。

『『『『『『『『『『ルトット ルト ルトート!』』』』』』』』』』

次に実装燈たちは○シ子の周りを飛び回る。

『デスゥ。』

サ○子はちょうどお辞儀のように頭を下げてから
乳酸菌飲料を頭より高く上げて差し出す。
いわゆる、うやうやしく捧げる、という感じのポーズだ。

『『『『『『『『『『ルトー♪』』』』』』』』』』

今日4本目の乳酸菌飲料を受け取った実装燈たちは上機嫌だ。
ちっちゃいし、声もきれいだし、
乳酸菌飲料程度ではしゃいじゃって、この子たちマジ可愛いわ♪


○△● ○△● ○△● ○△● ○△● ○△● ○△● ○△● ○△●


今日のポイント。

実装燈の好物はヨーグルトや乳酸菌飲料。

ここ、試験に出るからね。


○△● ○△● ○△● ○△● ○△● ○△● ○△● ○△● ○△●


『『『『『『『『『『ルトット ルト ルトート!』』』』』』』』』』

次に実装燈たちは託児実装石家族の周りを飛び回る。

『デ? デスゥ?』

『『『テチュチュ?』』』

託児実装石家族は互いに顔を見合わせるが、
乳酸菌飲料どころか、ひとかけらの実装用フードすら持ち合わせていない。

『デ、デスゥ。』

とりあえず手近なところにいたゾンビ仔実装を両手に持ち、
実装燈に差し出すカボチャ頭の親実装。

『テチコーン!』

首をかしげて右手を口元に添え、思いっ切りおあいそするゾンビ仔実装。
どちらも私がハロウィン仕様の姿に改造済みである。

『『『『『『『『『『ルトッ!ルトーッ!』』』』』』』』』』

今までご機嫌だった実装燈たちが急に怒り出し、
託児実装石家族に向かって一斉に羽根手裏剣を投げつける。
なるほど、実装石のおあいそでイラッとするのは人間だけじゃないんだなぁ。

『デ…デスゥ…』

『『『『『テ…チャ…』』』』』

たちまち倒れる託児実装石家族。
全身に羽根手裏剣を生やしてピクピクと痙攣している。
実装燈の羽根手裏剣には実装石を麻痺させる効果があるという知識は持っていたが、
こうやって実際に見ると、その即効性に驚く。
まさに「百聞は一見に如かず」ってやつね。

「はははっ、こいつら後で卵を産みつけられるんじゃないかな?」

楽しそうに笑いながら言うとしあき。
いや、これ虐待紳士の実装石だろーが!?
卵を産みつけられる前に持ち帰らないんかーい!?
思わずツッコミを入れそうになるのをグッとこらえる私。

『『『『『『『『『『ルトット ルト ルトート!』』』』』』』』』』

ハロウィンは正義!
とでも言わんばかりに託児実装石家族の周りを飛び回って勝ち誇る実装燈たち。
とりあえず実装石を倒して機嫌も直ったみたいだ。


○△● ○△● ○△● ○△● ○△● ○△● ○△● ○△● ○△●


『『『『『『『『『『ルトット ルト ルトート!』』』』』』』』』』

次に実装燈たちは私の周りを飛び回る。
え?私も何かあげなきゃいけないの?

お菓子も乳酸菌飲料も持ってないし、
どうしようかな?

まだ乳酸菌飲料があったら分けてもらおうと思ってとしあきをチラッと見るが、
返事は両手を軽く広げて肩をすくめるジェスチャーだった。
…ダメか。

「えーっとぉ、お菓子は持ってないのよねぇ。
 ごめんねぇ。テヘペロ♪」

首をかしげて右手を口元に添え、おあいそと同じポーズをとってみる。

『『『『『『『『『『ルトッ!ルトーッ!』』』』』』』』』』

一気に不機嫌になった実装燈たちが私に向かって一斉に羽根手裏剣を投げつける。

「うわっ、わっ!やっぱり怒ったぁ!」

羽根手裏剣をよけて逃げ出すが、実装燈が飛ぶスピードは意外と速く、
しつこく追いかけて来る。

「歳月さん、何考えてるんですか?」

いや、ちょっとからかってみただけなんだけど、
思った以上に実装燈たちを怒らせてしまったみたい。
良い子のみんなは危険なので実装燈にはおあいそしちゃダメだからね。


【終】


○△● ○△● ○△● ○△● ○△● ○△● ○△● ○△● ○△●


[オマケ]

「それじゃあ、隠し芸をやりまーす!」

急にとしあきが手を挙げる。

『デスゥ』

○シ子がベンチに上がり、座面で仁王立ちする。

「しゃがんで視点を低くして、サ○子の脚の間から見てください。」

そう言って向こうへ走って行くとしあき。
サシ○の脚の間から見ると遠近法で○シ子の脚の長さと
としあきの身長が同じくらいに見えるところで止まって振り向いた。

「サ○子!」

『デースー。』

「サシ○、デッスセッター!」

『デースー。』

○シ子が脚を閉じ、としあきの姿が見えなくなる。

「みゅいーん!」

なんじゃ、その変な言葉は?
もしかしてメカが動く効果音?

「パワーラップ!」

んー?なんか声が近くなってきたかな?

「ぬぉおーーーーーーん!」

サ○子の陰から立ち上がるとしあき。
西洋の甲冑風のお面をかぶり、右手には先の曲がったバールのような物を2本持っている。
左手には丸めたベルト。
なにコレ?何かのコスプレ?
てか、いつの間にこんな近くに?

「どうです?結構似てましたか?」

お面を外しながら得意そうな顔で聞くとしあき。
しかし…

「ゴメン、元ネタを知らないからよくわかんなかった。」

「えぇー、多角仔プロ55周年記念のアニメですよぉ。
 知らないんですかぁ〜、た〜け〜すぃ〜?」

「ゴメン、アニメとか見ないし。
 私、たけしじゃないし。」

としあきの大きな体が一回り小さく見えるほどガクッと肩を落とし、
いかにも落ち込んだのが見てわかる。
そんなに落ち込まなくても…
よっぽど自信があったのかな?

「…サシ○、帰ろうか。」

『デス。』

1人と1匹はトボトボと夜の街へと消えて行った。


○△● ○△● ○△● ○△● ○△● ○△● ○△● ○△● ○△●


[あとがき]

どうも、「ミドリの小人」の店長、鳴音玄人(なるおと くろひと)こと、
デスゥノートの作者です。

今回も私がお気に入りの「空想化学美人教師」シリーズでありますが、
それと同時に【48匹目の実装石】の後日談でもあります。

【48匹目の実装石】に登場した実装石は虐待紳士が「ミドリの小人」に注文した、
という描写は【端午の節句ス-MEN】にさりげなく書いてあるんですが、
普通に考えると時系列が合わないので、まったく気が付かなかった、
あるいは気が付いたけどやっぱり違うかな、と思った読者のみなさんもいると思います。

まあネタバラシをしてしまうと、虐待紳士から

「集団で歌って踊れる実装石を48匹、7年前のワシに届けてもらえんか?」

という注文を受けたんですが、
夜具外雄(よぐそとおす)の能力を使えば過去でも未来でも自由に行き来できるので、
当店ではそんな無茶な注文でも対応可能なわけです。

今までバラバラの別世界だった各スクが、
節句ス-MENと亜季ちゃんのおかげで一つの世界観に統一されつつあります。
残るは【トシアキ兄弟】のみ。

それではまた次回作でお会いしましょう。


○△● ○△● ○△● ○△● ○△● ○△● ○△● ○△● ○△●


[スク投稿リスト]
・マラ実装エステの時代   08.01.02
・デスゥ・ノート①     08.01.30
・デスゥ・ノート②     08.02.01
・デスゥ・ノート③【完】  08.02.03
・48匹目の実装石     11.01.15
・シン・実装石       16.10.20
・聖バレンタインデーの虐殺 17.02.11
・桃の節句ス-MEN     17.02.24
・ホワイトデー計画     17.03.07
・トシアキ兄弟       17.04.15
・端午の節句ス-MEN    17.04.30
・七夕祭の夜        17.08.07
・本作           17.10.29


(上記スクの日付は初稿の完成日であり、修正版と入れ替えたスクは
 スクアップローダーの表示年月日と異なる場合があります)

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1 Re: Name:匿名石 2017/10/29-22:41:16 No:00005036[申告]
ジャッジャッ!テッカマーン!
2 Re: Name:匿名石 2017/10/31-01:07:45 No:00005040[申告]
相変わらず良くわかってない俺だが今回も勢いの良さに負けて爆笑しちまったぜw
3 Re: Name:匿名石 2017/10/31-22:02:46 No:00005045[申告]
髪も服もクツも無い♪ ダンボールハウスもエサも無い♪ 冷たく哀しい実装のハロゥインだ♪
だけど心は燃えている♪ 幸せ回路が燃えている♪
託児実装は♪(託児実装は♪) 無謀な勇者♪
4 Re: Name:デスゥ・ノートの作者 2017/10/31-22:54:16 No:00005047[申告]
地面に立っている実装石の脚の間から向こうを見るには地面に腹ばいになる必要があるので、
オマケ部分を修正しました。

>No:00005040
ありがとうございます。
爆笑していただけるのが馬鹿スクにとっては最高の褒め言葉です。
5 Re: Name:匿名石 2017/12/18-23:36:43 No:00005119[申告]
としあきがやってた振り付けってマジでAKBのハロウィン・ナイトなんだな
https://www.youtube.com/watch?v=uNJxLmTvJR0
6 Re: Name:匿名石 2021/10/13-21:13:09 No:00006427[申告]
コンビニ行ったら本当にカボチャシュークリーム売ってたわ
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