【実装科学読本・コンペイトウでかすぎ？】

私は実装柳田愛呉（じそやなぎだ　あいご）。実装石専門の研究者だ。
世間では実装石はデタラメ生物で科学法則を無視しまくっているという輩ばかり。
だが、実装石の数々の行為は間違いなく科学で説明できるのだ。

実装石が虐待される原因として、その存在が理解できないからというのも大いにある。
実装石愛護派でもある私としてはこれをなんとかする為に、人々の疑問に答えを出していこうと決めたのだ。

（よーするに、このスクは実装石のデタラメ設定に科学的な説明をなんとかつけてみようとするものです。
無論、このスクで出た結論は一つの仮説にすぎません）

さて、実装石のデタラメっぷりは色々あるのだが、今回はこのネタを拾ってみよう。

『実装柳田先生、私は実装石がコンペイトウを持っている姿を時々目にするのですが、
隊長平均20センチの仔実装が顔の半分ぐらいの大きさのコンペイトウを両手で抱えていました。
コンペイトウにしては大きすぎませんか？一体何が起こっているのか教えて下さい』

ふむ、まるほど。確かにこれは興味深い。このオハガキを送ってくれたのは私の近所に住む
愛護派の女子高生さんなのだが中々鋭い観察眼をお持ちだ。

実装石の持つコンペイトウは確かに妙にでかい事もある。仔実装の顔の半分ぐらいの直径があるのだ。
仔の身長が20センチ、頭身が2.5頭身だとすると頭の長さは20÷2.5＝8センチ。
顔の半分はあるというコンペイトウは直径4センチにもなるのだ。
直径4センチというのは大体ゴルフボールと同じ大きさである。
虐待派のチンコが長さ3センチ、普通のコンペイトウの直径は1センチ以下なので4倍以上の見た目である。

何も知らない一般人からしたらこれは確かに謎だ。だが私は知っている。
実装石が持っているコンペイトウが異様に大きい事がある、その理由を。
しかし、すぐ結論を言っても面白くないので実際に検証しながら答えへと辿って行こう。


「すみませーん。虐待派のチンコより大きいコンペイトウって売ってますかー？」
「ウチにあるのは大粒のでも直径2センチ以下ですねえ」
「ありがとうございます。じゃあ普通の小粒のコンペイトウ一袋下さい」

私は近所の実装ショップやスーパーや駄菓子屋を回ったがゴルフボール大のコンペイトウは見つからなかった。
また、知り合いの愛護派や公園の管理人にも問い合わせたが、そんな大きなコンペイトウを実装石にあげるのを見たころは無いそうだ。
ここからわかｗる事、それはコンペイトウは実装石の手に渡った時に巨大化しているという事だ。

私は先程購入したコンペイトウを手にして実装公園に向かった。

「コンペイトウを知るものよきたれ！」

１オーラムも出してもらえなかった。が、私の声を聴いて公園内の実装石が集まって来た。

「人間テチ」「私を飼うデス」「もう駄目デス。壊れたフリするしかないデスデーデー」「テッチューン」

様々な反応をしているが、私が望む言葉を放った実装は一人もいなかった。私は簡潔に要件を述べる・

「飼わん！」

実装石が落胆する。わつぃを虐待派と勘違いして逃げようとする者もいる。

「でもコンペイトウはやる！」

実装石の顔が一気に明るくなる。お愛想していた仔は「じゃあ飼ってくれるテチ？」と鼻息をピスピスさせている。

「飼わん」実装落胆「「コンペイトウはやる！」実装歓喜。じゃあ飼ってというのもチラホラ：
「コンペイトウはやるが飼わん！」実装石達は頭から煙をプスプスと上げている。

彼女達の脳では自分にご飯をくれる人間は飼ってくれるという法則が出来ている者が多い。
公園の野良実装は元々は室内で飼う愛玩用として作られた者が心無い飼い主に捨てられたものがほとんどだ。
だから彼女達は悪くない。私は既に飼っている奴がいるので辛抱強く説明した。
これを見ている皆は飼えなくなった実装石は保健所に送ろう。公園は実装石の捨てる場所ではないのだ。
何？じゃあ公園にいる実装石を保健所に連れて行けばいいって？出来るならそうしたいが、既にここで
第二の人生を歩んでいる実装石、そしてこの公園で生まれた実装石が周囲に迷惑を掛けずに暮らしているならば
それを保健所に送るのは残酷だろう。そう私は考えている。

話が脱線したので本筋に戻そう。私の数十回の説明によって実装石達はようやくコンペイトウを貰えるけど
飼ってはもらいないという事を正しく理解した。

「オジサンはギャクタイ派じゃないデスゥ？」「コレホンモノのコンペイトウレチ？」「割烹着ごと食べたり替え歌したりしないテチ？」
「安心したまえ。私は愛護派だ。竜を切り裂いたり玉王ドロップしたりする悪い奴らじゃあない。
このコンペイトウも本物だ。なあハナクソ？」

私の呼びかけに答え胸ポケットから成体実装が顔を出す。ハナクソと名付けた私の飼い実装だ。
私はコンペイトウの袋を開けてハナクソに食べさせる。

「クッチャクッチャゲフー。マイウ〜デス〜」
「どうだ？」
「わ、わかったデス！そのコンペイトウがホンモノってワカッタからソイツがタベルのをトメルデス！」

私はハナクソから袋を返してもらうと、集まっている実装石に一つずつコンペイトウを手渡した。
その場ですぐに口に入れ?み砕く者。大事にポーチに入れる者、両手に抱え長い舌でペロペロ舐める者。


・・・いた！

「はいストップ」

私はコンペイトウを舐めていた仔実装に話しかける。

「同じコンペイトウをあげるから、今舐めてるのくれないか？」
「やったテチ！ちょっと舐めた分お得テチ！」

交渉成立at頭の良い仔で良かった。
無事に『実装石がたまに持ってる異様にでかいコンペイトウ』の現物を手に入れる事ができた。
でかいコンペイトウをくれた仔実装の方を見ると私があげた二つ目のコンペイトウも巨大化している。
さて、ここにもう用はない。このコンペイトウが何故でかくなったのかは自宅で説明しよう。

「にーんにーにきにーにー、にきにきにんにんにー」

自宅に戻った私はIQサプリの伊東四朗のモノマネをしながらでかいコンペイトウに包丁を入れる。
真っ二つになったコンペイトウ。その断面は緑色た。

「ハナクソ、ここでパンコンだ！」
「デッスン」

ポケットからでたハナクソがコンペイトウの横で盛大に脱糞してパンコンする。
おわかりだろうか？コンペイトウの断面とハナクソのパンツのシミが全く同じ色をしている事を。
そう、この巨大コンペイトウは中に実装石の糞がパンパンだったのだ。
体温や糞の熱を利用して溶かしたコンペイトウで糞ボールの表面をコーティングしたのだろう。
リンゴ飴と似た様なものだ。

手に入れた食材を自身の体液で包みこんで加工してから食する、これは一部の自然生物に当たり前にみられる光景だ。
その目的は保存の為や巣に運びやすくする為であったりするのだが、今回の仔実装の場合は見た目を大きくして
より満足感を得るためにそうしたと考えられる。となると、人間の行う料理的な側面もある。

以上で本日のお題『実装石が持ってるコンペイトウがたまにでかすぎる事があるのは何故か？』を終了する。
実装石のデタラメを全て解き明かし真の共存が可能となる日まで私は研究を続ける！
君達のお便り待ってるぞ！

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「次のニュースです。実装石の不快な生態をネット上にアップしたとして自称実装石研者の
実装柳田愛呉容疑者（29）がユーチューバー罪で逮捕されました。通報したのは近所の未成年女性の様です。
実装柳田容疑者は『何でこれが罪になるのか分からない。フンコロガシの生態観察みたいなモンじゃないか』
と、意味不明の供述をしており、身体検査で胸ポケットから成体実装が発見されました。
警察は実装柳田容疑者を愛誤罪で再逮捕ｓる事も検討している様です。これを聞いた双葉市のとしあき市長は
実装公園の一斉駆除を決定しました」



（あとがき）
こんちゃ！以前リンガルがないと会話できない実装のアホ話を書いたものです！
作中でもカッコ書きで説明していますが、この設定はあくまでもこのスク内での仮説です。怒っちゃやーよ！
それではまた、変なネタ思い浮かんだら会いましょう。