タイトル:【虐】 ココロネグレクト
ファイル:【虐】たまにはストレートに.txt
作者:ジャケットの男 総投稿数:27 総ダウンロード数:2142 レス数:6
初投稿日時:2017/04/09-08:08:48修正日時:2017/04/09-08:08:48
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『 ご主人様…大好き…だから…はやく…ワタチを殺しテチ… 』



【 仔実装part1 】

とてもとても寒くて、真っ暗なところでワタチは生まれたテチ。

ワタチが生まれてはじめてのお愛想をママにしてあげる頃には、
すでにたくさんのオネチャ、イモウトチャがまわりにいたテチ。

ママは、やさしい手つきで、ワタチタチのベタベタしたオクルミを脱がしてくれたテチ。

ワタチタチは、きっとお腹の中で歌ってくれたあったかオフロに入れると思って、
うれしくてうれしくて、ママにテチュ〜ンとお愛想でお世話のお願いしたテチ。

…でも。
そしたら、そしたら…。
ママはワタチタチのお愛想を見ると、ニィィィィッと口を歪めて、オネチャやイモウトチャを…。


ガリガリ…クチャクチャ…
グチュグチュ…ニチャニチャ…


まるで地獄テチ。ここは天国だってママはお歌で教えてくれたのに。
どこにもオニクの山なんてないテチ。おいしいゴハンなんてな…
ああ…そうか…ワタチタチがゴハンってことテチ…?

ほかのオネチャ、イモウトチャはお愛想したまま固まったままボリボリと食べられテチ。


いやテチ!いやテチ!!
ワタチは、チニタクナイ!チニタクナイテチ!


ワタチはウジチャみたいに、うんちをプリプリともらしながら逃げ出しテチ。
はしたないけど、仕方ないテチ。
命あっての物種テチ、背に腹は代えられないテチ!

いっぱい、いっぱい走っテチ。
ママが追いかけてくると思うと、怖くて怖くて、必死に前だけ見て走り続けたテチ。

…気付いたら、どこまでも横長に続く、大きな広場に出たテチ。
お空は真っ暗なのに、大きな段ボール箱の天辺や窓からキラキラの明かりが眩しいテチ。

きっと、ここが天国テチ!
ここなら、ワタチのお世話をしてくれる優しいママがいるはずテチ!
ワタチはとっても嬉しくなった。

とりあえず目の前の大きな段ボールハウスの入り口の前で、
長い棒を使って地面にザッザッとお絵かきしている大きなニンゲンサンにお愛想をしてみたテチ。


「 テッチュ〜ン♪ 」


超キマッタテチ!
ワタチの実生で最高のお愛想テチ!
これなら三千世界の鴉も泣いてくれるテチ!明けない夜はないテチ!ワタチのお世話をしてくれるはずテチ!


「げっ、糞蟲じゃねぇか。しかも裸実装とか気持ち悪いのに拍車かかってんなウゲェ…。
 ったく、どうせ近葉乃公園から逃げ出してきた奴だろ…。
 先週、定期清掃入ったばかりだってのに…。シッシッ!どっか逝けっ!」


大きなニンゲンサンは、顔をしかめると、長い棒をワタチにむかって突き出してきたテチ…。
超カワイーお愛想したのに塩対応テチ。きっとこのニンゲンサンは不感症テチ、かわいそうテチ。

でも、堅い枝がたくさん付いてる棒で突かれるワタチはもっとカワイソウテチ。
ワタチは、たまらず逃げ出しテチ。


それから、暗い空が明るくなるまで、いろんなニンゲンサンに話しかけテチ。
いっぱいいっぱいお愛想しテチ。


でも、誰もワタチを見てくれないテチ…。


ズシンズシン
ドカドカ
ズンズン


ニンゲンサンは、みんな大きくて、小さくて可憐なワタチが目に入らないみたいテチ。
誰にも気づかれなくて、無視されて、泣いちゃうテチ…。


「ヂィィィ〜!テヂュ〜っ!テチュ〜っ!
 チュ〜ン、ヂュゥ〜ン…!」


ワタチは悲しくて、横に長い広場のすみっこにうずくまって、いっぱい泣いちゃっテチ。


そしたらね!そしたらね!


「気持ち悪い鳴き声がすると思ったら、やっぱり野良の仔実装か。
 裸なのに禿てないところをみると、家族に喰われる途中で逃げ出したってとこかしら?」


大きなニンゲンサンが、うずくまってるワタチを優しく抱き上げながら話しかけてくれテチ!
きっと、この人は神様仏様テチ!
おっきなオテテでやさしく包み込んでくれながら、ワタチに微笑みかけてくれてるテチ!


「テッチュ〜ン♪♪」


このニンゲンサンに気に入られないと終わりテチ!どうあっても気に入られなきゃテチ!
ここは、ダメ押しでサイコーのお愛想するテチ。
これでダメなら、ワタチの実生はこれまでテチ。もう、どうにでもなれテチ!


「ぶほぉっwww涎と本気涙を垂らしながら腹と尻とぷるんぷるん揺らして媚びてきてるwww
 超キモチワルイwwwこれはいい拾い物ねwww」


なにかよくわからない言葉をしゃべってるけど、すごく笑ってくれてるテチ。
ワタチのこと、気に入ってくれたテチ?

あっ!ワタチのことをニンゲンサンのお服の中にいれてくれたテチ!
とってもあったかいテチ〜♪

知ってるテチ!知ってるテチ!
これ、ママが仔どもを守ってくれるためにお服に隠して連れて歩くやつテチ!

ワタチ、ニンゲンサンに飼ってもらえるってことテチ?
何を言ってるかわかんないけど、
こんなに優しくされたんだから、きっとワタチのご主人様になってくれるつもりテチ♪

テチュ〜ン♪
ワタチ、しあわせテチィ〜♪

お胸の大事なお石が、ポカポカするテチ♪





【 ニンゲンサンpart1 】


新しく仔蟲を拾った。最高にキモチワルイ仔実装だ。
リンガルは使ってないが、いかにも自分が最高に可愛くて可哀そうだから保護してくれと主張しているような、
わざとらしく保護欲を掻き立てようとする下卑た泣き方をしていたのだから、まあ、糞蟲で間違いないだろう。

だが、さて…。
どうやって、オモテナシをしようかしら?

糞蟲はハッキリ言って、どんな対応しても満足しやがる。
愛護だろうが、精神的・肉体的虐待だろうが、
実装石にとって、人間と少しでも関われるという時点で、こいつらにとっては至上の悦びになっちまうんだ。

絶望に悲しんだり、恐怖に慄いたり
幸福に貌を歪めたり、苦痛に顔を歪めたり

こいつらの反応は、すべて人間との対コミュニケーションに集約されている。
仲間内で同じ反応を示す個体もいるが、それは、ぶっちゃけ、相手を人間と仮想して自慰しているようなものなのだ。

ギャーギャー叫んだり、糞投げたり、媚びたり悪態ついたり…etc。
それらは、実装石にとって、人間と関わるための大切なコミュニケーション手段ということが最近の学会発表で分かってきている。
曰く、関わり要求というやつだ。

つまるところ、糞蟲行動とは、習性ではなく彼らが人間社会に依存するために世代単位で獲得した技術なのだ。
種族として誤学習してしまった技術を、一世代のうちに修正するなどというのは不可能な話である。

これを修正するためには、蟲だけに、無視するのが一番なのだが、
残念ながら人間側も同じ土俵に立ってしまい無視できない阿呆が多いのが現状だ。

…などと偉そうに言う私自身が、無視できない阿呆の類なのだけれどw


自宅に着いた私は、ポケットの中で幸せそうに眠る仔実装を摘みだし、まな板の上に乗せる。


「さぁて、偽石の位置は…っと?」


私は仔蟲の胸から腹を触診しながら、偽石の位置を割り出す。
胸腹部に薄っすらと宿便のように固いものが触れた。


「はい発見♪さくっと取り出しちゃいましょうね〜♪」


私は果物ナイフとティースプーンを器用に使って、仔蟲から偽石を摘出した。
摘出した偽石は、たっぷりの重曹を混ぜ込んだ水飴に包み込んでから冷凍庫に保存する。

こうする事で、偽石が黒ずむ事も、割れる事もなくなるのだ。

某魔法少女のマミってる人が魂宝石を重曹で洗うと綺麗になるって言ってたのを冗談半分に試してみたら…。
あら不思議! 偽石も、黒ずんで割れる事がなくなったじゃないですか♪
パキン死がなくなったので、ミンチになっても栄養さえ足りてれば簡単に蘇生できるお手軽の不死者実装のできあがり♪

うふふ、今回の仔蟲ちゃんのオモテナ死はアレにしましょう♪
仔蟲の苦悶の表情を思い浮かべるだけで、今から心がぴょんぴょんするんじゃ^〜(笑)

私は切開痕に砂糖水を塗り付けながら、
いまだに幸せそうに眠る仔蟲の無邪気な寝顔に釣られて、最高に邪気を含んだ笑顔を浮かべた。




よく見れば、冷凍庫の中には、他にも同じような処置をされた偽石が無数に並んでいる。
それは、まるで墓標のようだった。哀れな仔実装の行く末を静かに暗示するかのように。





【 仔実装part2 】

ご主人様に拾われてから、とてもとても大事にされたテチ。

お菓子の家を作ってくれたテチ、おいしいし楽しいテチ。
お風呂でキレイキレイしてくれたテチ、すごくキモチイーテチ。
ボールで遊んでくれたテチ。髪やお洋服も綺麗にしてくれたテチ。


なのに、ずっとお胸の大事なお石が冷たいままテチ。
ポカポカしないテチ。どうしテチ?


本当なら、ご主人様をドレイと勘違いしちゃうくらいサイコーの体験してるはずテチ。
なのに、ご主人様のおうちに来てから、ずーっと心が冷たいままテチ。

ご主人様に聞いても、いつもの微笑みでワタチを見つめるだけで、何も答えてくれないテチ。

これはきっとマリッジブルーというやつテチ、環境変化にワタチが付いていけてないだけの適応障害テチ。
今の幸せをちゃんとご主人様に伝えていくテチ。ご主人様にお礼を言うテチ。ご主人様のお手伝いをするテチ。

そしたら、きっと。
きっと、心がポカポカするはずテチ!



……
………



ご主人様が変テチ。
ずっと笑顔テチ。何しても笑顔テチ。
お手伝いしても笑顔テチ。失敗しても笑顔テチ。

笑顔でワタチをジーっと見るだけテチ。

…あれ?
よくよく考えてみたら、ご主人様はワタチに色々してくれたけど…。
ワタチ…おうちに連れてこられてから…ご主人様に話しかけられた事がない…テチ?



……
………



本当はダメだけど、ご主人様の前でわざとウンチもらしてみたテチ。
それでも笑顔テチ、声をかけてくれないテチ。
うんち投げてみテチ。それでも笑顔テチ、声を出してくれないテチ。


…テヂャアアアアアア!!!!!
気が変になりそうテチィィィ!!!!!


ワタチと話しテチ!ワタチを気にかけテチ!ワタチに声をかけテヂィィィ!!!


……ワタチが癇癪を起しても、ご主人様はずっとずぅーっと笑顔でワタチをじぃーっと見つめるだけテチ。
なんか、怖くなってきたテチ…。




……
………



やばいテチ!やばいテチ!
ご主人様、やばいテチ!

ご主人様がごはんを作ってるところを見てたテチ。

冷たい風が流れてくる縦に細長い段ボール箱の中から、色んな食べ物を出していたテチ。

ご主人様に構ってほしくて、ご主人様の足元をうろちょろしてたら、偶然見えてしまっテチ…。

箱の中に……、いっぱいの…いっぱいいっぱいの…。オトモダチが閉じ込められテ…。

ワタチなら泣いちゃうテチ!
怖いテチ、冷たいところに閉じ込められるのいやテチ!

なのに、あのオトモダチは、誰も彼もみんな泣いても叫んでもいないテチ。
じぃーっとご主人様を見上げてたテチ。

ご主人様の口がニィィィッと歪んテチ。オトモダチが一石、ご主人様に抱っこしてもらっテチ。
うらやましいテチ、そういえばワタチ、おうちに来てから抱っこしてもらってないテチ。


ガリッゴリッ…ブチブチッ
グッチャ…クッチャ…


…テヂャアアアアアア!!!??
抱っこじゃないテチィ!!!??


ご主人様がオトモダチの顔を半分噛み千切っテチ!
やばいテチ、怖いテチ!!

でも、オトモダチはなんか嬉しそうテチ!?
おかしいテチ、ここは化け物の巣テチ!?



……
………



今日は、黄色のふわふわのアマアマがごはんテチ。
いつもなら、ふわふわに飛び込んで食べてるテチ。


でも、ご主人様の笑顔が怖いテチ。
にっこりしてる口から、オトモダチの欠片が覗いている気がして怖いテチ。


ご主人様は、ママと同じテチ?
仔実装をオニクだと思っテチ?


…もしかして、ワタチのごはんにもオトモダチ入ってる…テチ…?
うぷっ…げろろぉぉぉ……







【 ニンゲンサンpart2 】


思ったよりも反応が早かった。
どうやら予想と違って、最底の糞蟲個体というわけではなかったようだ。
同族を喰らう瞬間を見せたのだが、同調するどころか拒絶反応を示した。

仔蟲の餌には実装石の欠片すら入ってないのに、
私への疑心暗鬼に囚われて食事を吐き出している。


いいね♪
じゃあ、君はそっちの方面に進もうかしら♪


私は仔蟲の吐瀉物を丁寧に掬い取って、
仔蟲の口に何度でも詰め込んであげる。
もちろん無言で丁寧に笑顔を崩さずに。


それから、仔蟲の周りのモノを少しずつ、少しずつ新調してあげる。


お気に入りのスポンジボールは、仔実装の生首に。
髪も耳も、綺麗に綺麗に切除して、首の切断面も皮膚移植を行って綺麗な真ん丸になってるよ♪
おしゃべりなんてさせたくないので、口の中に骨を埋め込んで綺麗に縫い付けてあるけどねっ♪


お菓子の家は、仔実装(生体パーツ)のおうちに♪
複数の背骨と骨盤をより合わせたものを大黒柱に、
肋骨や胸膜を使って立派な屋根を作ってあげるね。
素敵に蠢く肉壁と、キラキラ目玉のシャンデリア。
君もいつか、素敵なおうちの一部になれるかもね♪


大好きなお風呂の時間は、オトモダチの鮮血シャワーで決まりよねっ♪
口を溶接され臓物をまき散らしながら身じろぐオトモダチの姿はどう?
降り注ぐ、血と肉のシャワー。
気分はさしずめバートリ・エルジェーベトといったところかしら?


お風呂の後は、髪を梳かしてあげましょう♪
女の子なんだから身だしなみは大事よねっ♪
下顎を引き千切って歯を乱抜きした頭蓋骨♪
それが君の櫛がわり♪綺麗に梳かしませう♪



……
………



うん、飽きた(笑)
恐怖で縮こまるだけの仔蟲を見ても、何も楽しくないし。


私は、仔蟲の口に、骨を埋め込んでから丁寧に縫合する。
その後は冷蔵庫の野菜室に放り込んでお遊戯はおしまい。

バイバイ!また次の仔蟲を拾ってきた時に会いましょう♪







【 ???part 】

肌が乾燥する。目もカサカサで痛いよ。
底冷えするような凍える暗い世界の中。

次に、光差す世界を見れるのは何時だろう?
次こそは、ご主人様の全てを受け入れるよ。

だから、どうか、パキンすることすらできぬコキュートスから救い出してほしい。

ああ、今日も新しいオトモダチが降ってきた…。
たくさんオトモダチが傍にいるのに、誰一人、話すことすらできはしない。

触れ合う事で暖を取っても、殴り合ったとしても、
心は冷たいままなのだ。何をしても嬉しくも楽しくも怒りすら沸きもしない。

ああ、できればどうか、このおうちに迎え入れられた、あの瞬間に戻りたい。
あの時は、たしかに、この胸の奥が暖かく、ときめいていたはずなのだから。









終 わ り









【後書き】
皆さん、お久しぶりです。
スパロボV、モンハンXXと立て続けに新作ゲームが出たせいで、
仕事以外の余暇は全てそちらで食い潰されておりました(笑)

HR130程度の操虫棍使いなので、もし野良で見かけたら優しく接してください(笑)


さて、リハビリがてらに虐待物を書いてみましたが、ちょっとキレが悪かったですかね?
本業の方も忙しいので、更新速度は遅くなりますが、今後ともよろしくお願いしますm(_ _)m





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1 Re: Name:匿名石 2017/04/10-13:16:33 No:00004632[申告]
虐待してる人物の狂気が滲み出る感じが怖い
女性なのかオネエ言葉の男性なのかよくわからなかった、そもそも本当に人間じゃなかったり?
単純な暴力でミヂミヂするよりもこう言った狂気を感じる虐待の方が個人的には好き。
2 Re: Name:匿名石 2017/04/10-21:09:05 No:00004633[申告]
サクッと読めて面白かったです
重曹で偽石洗えるんだ…偽石の成分が気になりますね
3 Re: Name:匿名石 2017/04/10-22:45:44 No:00004636[申告]
掃除のおじさんに殺されていれば楽に逝けたろうに
4 Re: Name:匿名石 2017/04/16-01:04:06 No:00004645[申告]
冷凍庫でコチコチに固まった仔実装をいきなりガリガリ咀嚼できる人間さんすごいです
まさか非常食だったりして
5 Re: Name:匿名石 2017/04/19-13:16:55 No:00004653[申告]
冷やし実装は夏場に食うとウマイ
6 Re: Name:匿名石 2023/07/27-06:14:44 No:00007640[申告]
うぬぼれは強いけど糞蟲ではなくてかわいい仔でした。
語彙力も高い。
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