タイトル:【虐・雛】 血染め苺1
ファイル:血染め苺1.txt
作者:匿名 総投稿数:非公開 総ダウンロード数:2137 レス数:0
初投稿日時:2008/11/09-19:40:43修正日時:2008/11/09-19:40:43
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ペットショップに売られている愛護用の実装シリーズには、それぞれにしっかりとした躾が施されている。
一般的に実装シリーズの中で糞蟲度が一番高いと言われている実装石でさえ、
躾が行き届いた個体は思慮配分というものが出来るのだ。

しかしながら、それは一時的な物とも言える。
せっかく躾られた個体も、ずっと甘やかして育てていればすぐに付け上がり、
結局はそこらの野良の実装石と変わらなくなってしまう。
いわば躾とはその実装石の糞蟲たる本能を抑制する為の処置であり、
本質的な部分を根本から改善する迄には至らないのだ。
稀に生まれつき賢い個体も存在するが、大半の実装石は生来、糞蟲である。

そしてそれは他実装シリーズにも該当する事だ。
野生の他実装シリーズも、程度や類こそ違えど糞蟲的要素を持っている。
実装燈は好き勝手に行動し、周囲の迷惑など顧みない。
実装金はありとあらゆる策略で周囲を貶める事に快楽を求める。
実蒼石は実直過ぎ、善悪の判断が出来ない。
実装紅は自分のプライドの為なら周囲がどうなっても厭わない。
雪華実装は言わずもがな
そして実装雛も例に漏れず・・・・



その日、トシアキは街で所用を済ませた後、購入して帰路についていた。
(せっかくの休日だし、双葉公園で少し寛ぐかな)
コンビニで買ったペットボトルの緑茶を飲みながら、公園のベンチに腰掛ける。
この公園は数年前から地元の自治体が定期的に野良実装の駆除を行っているので、
今では実装石は殆ど住み着いていない。
(もうすっかり秋だなぁ・・・・つい先日まであんなに暑苦しかったのが嘘みたいだ・・・・ん!?)
ふと足元にダンボール箱が置いてあるのに気付いた。
「誰だこんな所に・・・・・ん、中で何かゴソゴソ動いてる・・・・まさか」
ダンボールを持ち上げ、ベンチの上に置いた。
フタには通気口が開けられ、手書きのメモが貼り付けられている。

—諸事情により飼えなくなりました。
  多少ワガママな面もありますが、本当に可愛らしい子達です、どうか貰ってあげてください—

間違いない、捨て実装だ。
ふ〜ん、多少ワガママ・・・・ねぇ・・。大方、飼い始めた当初はイイ子ちゃんだったのが
甘やかしたばかりに手の付けられない糞蟲に成長しちゃったから捨てましたってトコだろう。
さて、どんな可愛らしいブサイクちゃんが入ってるのかな・・・・

「ナノー!」
「ナノー!ナノー!」

・・・・おおっと、こりゃあ驚いた!実装石じゃなくて実装雛じゃないか。
高かったろうに・・・・よほど手に負えなくなったのかな。
しかも親が1匹に仔が2匹の計3匹も入ってやがった。
これが実装石なら連れて帰る気なぞ更々無かったんだがなぁ・・・・、
希少種の実装雛がタダで手に入る事なんて滅多にない。
どうせこのまま放置していても駆除されるか、野垂れ死ぬかのどちらかだろう。
トシアキはそのままダンボールを抱えると、アパートに持って帰る事にした。


彼は虐待派であった。


家に戻るとダンボールを床に置き、早速実装リンガルのスイッチを入れてみる。

『お腹すいたナノ!ボケっとしてないでさっさとうにゅーを持ってきやがれナノ!』
成る程、この親は紛う事なき糞蟲だ。

『ママが馬鹿なせいで捨てられちゃったナノ!可愛いワタチまで巻き添えになったナノー!』
糞蟲の仔は糞蟲ってか。

『ニンゲンさん拾ってくれてありがとうナノ・・・・良いコにしてるから可愛がってナノ』
おっ、こいつはそこそこ賢そうだな。

トシアキは賢そうな仔実装雛をそっとダンボールから取り出し、飼育用の水槽に入れた。
「後で寝床用のタオルと美味しいお菓子を持ってきてあげるからね」
『ありがとうナノ・・・・・うれしいナノ』
やはり賢くて愛嬌のある仔だ。
実装石に対しては虐待派だが、実装雛に対しては愛護派だという人間が多いのも頷ける。
こいつにはとっておきの“上げ落とし”をプレゼントしてやろう。

『ナノォォォッ!!そんな糞ガキの相手してないでさっさとこの汚い箱から出せナノ!!』
『そうナノ!可愛いワタチにさっさとうにゅー持って来いナノ!バカヤローナノ』
それに引き換え、この糞実装雛のバカ親子ときたら・・・・。同じ遺伝子とは思えない。

とりあえずこの煩い糞蟲親子の入ったダンボールを風呂場に持っていく。
まずは仔雛を摘み出して、洗い場に放り投げる。
『ビャァッ!?・・・痛いナノ!何しやがるナノ!もっと丁重に扱えナノッ!』
「うっせぇよ馬鹿。お前、うにゅーが欲しいのか?」
『そうナノ!わかってるなら早くよこせナノ!使えないクズニンゲンナノ!』
「そうか、じゃあくれてやるよ!」
トシアキは仔実装雛の身体を掴み上げ、もう片方の手で顔にビンタをお見舞いしてやる。
『ア゛ン゛マ゛ッ!?痛いナノ!!酷いナノ!!お前死ねナノ!』
「あれ?もっと欲しいの?」
さらに往復ビンタを5,6発追加してやる。
『ビャッ!ハビィッ!チャッ!チャンマッ!ブッ!・・・や、やめてナノ!許してナノ・・・・』
仔実装雛の頬は焼いた餅のように醜く腫れ上がっていた。
「何を許して欲しいんだ?」
『・・・・うにゅーは持ってこなくてもいいナノ・・・だから離せナノ』
「離してください、だろ?」
もう一発強めにビンタを入れる。
『ビャヒィッ!・・・は、離してくださいナノ・・・・』
実装石と同じく、仔実装はまだ躾が可能な余地が残されているようだ。
「これからは言葉遣いに気を付けるんだぞ・・・ん?何だこの匂い・・・」
恐怖に怯えきった仔実装雛の総排出口からは糞が大量に垂流れていた・・・所詮は実装か。
「クソ垂れてんじゃねーよ!」
トシアキに思い切り蹴り飛ばされた仔実装雛は、壁に激しく打ち付けられて失神した。

さて、次は馬鹿親の番だ。
さっきの仔実装雛と同じように洗い場に放り投げる。
『ベヒャッ!?・・・お尻が痛いナノ!』
「おいお前、そのクソを舐め取って綺麗にしろ。お前の馬鹿娘が垂らしたクソだ」
『ナノッ!?なんであんな糞ガキの汚いウンコを舐めんきゃいけないナノ!!』
我が子を糞ガキ呼ばわりか・・・・さすがだな。
「口答えしてる暇があったらさっさと舐めろよ」
『ブベェッ!?』
親実装雛の頭を鷲掴みにし、顔面を仔実装雛が垂らした糞の上に擦り付ける。
『きたn・・・ブッ・・・やめ・・・ナノッ・・・ベフッ・・・お前許さな・・・』
「黙って舐めろ」
糞まみれの洗い場の床に勢い良く顔面を叩き付ける。
『ブビャ゛ッ!!・・・・い、痛いナノォォ・・・・わ、分かったナノ・・・舐めてやるナノ』
どうやら実装雛は実装石に比べると、糞親もそこそこ利口なようだ。
しかし最後の言葉遣いが気にいらんな。
「お前の顔、糞だらけで汚いから綺麗にしないとな」
顔中を糞まみれにして糞を舐め取った実装雛の顔を、タワシでゴシゴシと擦ってやった。
『マ゛ァ゛ア゛ア゛ア゛ア゛ァ゛!!おがおがいだいナ゛ノ゛ォ゛オ゛!!』
糞まみれだった実装雛の顔面が、忽ち血まみれになった。いいザマだ。
糞雛の親子を乱暴にダンボール箱に放り込む。今日はこのくらいでいいだろう。
明日からは本格的な扱きをしてやるからな。


リビングに戻り、賢そうな仔実装雛の水槽にタオルと苺大福を入れてやる。
『ナノ!うにゅーナノ〜♪いただきま〜すナノ〜!』
「そういえばまだ名前を付けてなかったな」
『ナノッ?名前付けてくれるナノ!?』
う〜ん…実装雛だから、単純にヒナでいいか。
「ヒナ。お前の名前は今日からヒナだ」
『ナノ〜!ヒナうれしいナノ〜』

ヒナ・・・これからもよろしくね
これからず〜っと、たっぷりとカワイガッテあげるからね・・・・

名無しの糞蟲実装雛親子と、賢い実装雛のヒナ。
3匹は何を思い眠りにつき、どんな明日を夢見たのだろうか。




続く




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初スクです。何の捻りも面白みも無く、オリジナル要素も特に無い淡白な出だしになってしまいましたが、
そんな駄スクに目を通して頂き、ありがとうございます。
次回から徐々に過激な内容にしていくつもりです。お目汚し失礼しました。

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