タイトル:【食】 秋のお楽しみ
ファイル:【食】秋のお楽しみ.txt
作者:匿名 総投稿数:非公開 総ダウンロード数:5965 レス数:0
初投稿日時:2008/09/19-02:51:51修正日時:2008/09/19-02:51:51
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二葉市の北部にある山間地に存在するとある小さな山。
その山間にある河原で、1人の山男が旬の味覚を楽しもうとしていた。






先週、下山中に発見し目を付けておいた山実装の巣を本日攻略した。

「デシャアアア、ヂャアアアアアアア!!」
「デヂャアアアア、ヂ、ヂャアアアア!!」
「テェェェン、テェェェン」
「テヒィ、ヒピィィィィ」

山道を降りる俺の両手には竹篭が2つ。
左手のには大きめの成体が一匹とやや小振りな成体が二匹。
右手には図体がやや小振りな代わりに大きく腹が膨れた成体が一匹と秋仔実装が5匹。
冬籠もり出来ない秋仔を除いてどいつもこいつも冬籠もりの前準備の所為か、良い具合に肥えている。

野生の中で生きているだけあって、連中は警戒心が強い。
巣は地中に作られ、出入り口には念入りなカモフラージュを作る為の用意がしてあった。
しかし、タイミングも悪かったし見つかったのが俺なのが拙かった。
実装ちゃんの事に関しては野良・郷・山と詳しい俺に掛かれば、連中の巣穴を見つけるのは大して難しくはない。
なので、こいつらは俺に捕まり、哀れ喰われる運命になったという訳だ。

長老格と思われる山実装とそいつが連れた数匹の成体山実装が非常口から逃走するのを見つけたが、俺はわざと追い掛けなかった。
巣も必要以上に破壊せず貯蔵食糧(木の実、山菜等。繭はあったら確保してたが)にも手を付けずにそのまま放置して去る事にする。
最近は数が減少しつつある山実装、ちゃんと資源は保護しないとな。
長老格と取り巻きが生き残り、見つかった巣穴は放棄するにしても貯蔵食料を回収出来ればまだ幾分冬まで時間がある今なら越冬穴の再建も可能だろう。

何とか冬を生き延びて群れを再興してくれよ長老実装達。
俺が来年も美味しい山実装を味わえるようにな♪


熊が居るような山では、山中での山実装の処理は危険だけど、幸いこの辺には熊は居ない。
精々が、猪ぐらいだろう。なので、下山途中で何時も下処理や捕り立ての食事を楽しむのが俺の習慣となっている。

河原の近くの駐車場(単なる更地)に停めておいたバンから荷物を降ろす。
河原で組んで置いた竈に火を起こし、水をバケツにたっぷりと汲んで置く。
ついでに鍋をかけお湯も沸かしておこう。特製料理を作るつもりなので平たい石を敷き詰めてその上で焚き火もしておく。

山実装ちゃん達は威嚇するか、恐怖を押し殺したような面持ちで忙しく働く俺を見ている。
糞投げをしても篭の穴が細かいから逆に内側で炸裂するのを理解しているようだ。
エライねー、何時も蹂躙している実装公園の馬鹿共に見習わせたいねぇ。
あいつら、糞を篭の中で投げては自爆し、おまけに同属同士で責任を擦り付けあって糞まみれで大喧嘩だもの。

取り敢えずここで消費する予定の成体に成り立てで腹が秋仔によって膨れた奴、仔実装5匹は篭に閉じ込めたままにしておく。
もう一つの篭に入っている1匹の成体と2匹の成体成り立て。
こいつ等はクーラーボックスに収める為の段取りをしなければなるまい。
軟禁中の親仔らしき山実装ちゃん達にもしっかりその光景を見せてあげやう。
自分達の同胞がどうなるか見れば、野良よりは知性の高い山実装ちゃん達も自分達の末路がどうなるかご理解頂けるだろう。
そうなれば恐怖と絶望もより一層募るというもの。
俺としては募った奴らの悲鳴や絶叫を耳で楽しめ、加算されたストレスで美味しくなったお肉を楽しめるというもの。
いやぁ、実に一石二鳥。楽しいねぇ♪

篭の前に立つ俺に対し激しく威嚇してくる三匹。流石に野生育ちだけあって諦めが悪い。
再生も速いねぇ。捕まえる時に鉈の柄でぶん殴ったり叩いて、手足の2、3本は折れた筈なのにもう再生している。
うん、活きが良い証拠だ。この分では今年の実装燻製も楽しみな出来になりそうだ。
山主の叔父貴への良い土産にもなる。これがあるから山へ自由に入山出来る訳だからな。

篭の中で暴れ回るこいつ等を迂闊に外へ出せば、逃げられてしまう可能性も無きにしもあらず。
よって、篭ごと河に沈めて鎮圧する事にする。シビレスプレーを使ってもいいが、折角のアウトドアだ。
文明の利器に頼りすぎるのもよろしくはないし風情に欠ける……そして何より。

「…!!…ゴポ、ガボボボボ……!!」
「…ゴパ!!…ガボボボボ……ゲボ!!」
「ガパッガッパ!!」

清流のせせらぎの水面の下。
重しを付けた篭が浅い川底に沈んでいる。
のっぺりとしたお手々じゃ絶対に破壊出来ない竹編み篭の中で、皺に満ちた鬼のような形相で空気を求めて暴れている三匹の山実装石。
篭から三匹が苦し紛れに吹き出す糞の尾が川の流れにそって下流へと流れていく。
……うーん、いいねぇ。実にいい。こんな、一般ピープルが見たら引くような光景が楽しくて堪らない。
だからこそ、虐待師は止められない訳なんだがなぁ。

さて、頃合いを見計らって水から篭を上げよう。良い案配に糞も抜けたようだし。
仮死させてから処理してもいいけど、万が一にも水死と同時に偽石が割れてしまっては意味が無い。
少なくとも彼女達には、スモークが終わる辺りまでは生きて貰わないと困る。たっぷりたっぷり生き地獄を味わって貰わないといけない。
腹開きにされ、内蔵をむしり取られて水洗いされ、塩と各種香辛料を擦り込まれ、重しを掛けられた状態で数日間冷蔵庫に監禁される。
漸く出れたと思ったら水責めを受け、吊し上げられ水分を飛ばされ、最後に暗く狭い場所で煙に燻される。
死にたくてしょうがない。でも、どうやっても死ぬ事が出来ない。
苦しんで苦しんで苦しみ抜いて、活性剤に漬けているにも関わらず偽石が爆ぜる状態まで死ぬことを許されないし絶対許さない。
それが、俺の実装燻製肉作りのモットーというか基準。
捕まった相手が普通の猟師さんとかなら、普通に殺されて汁や焼き物にされ、楽に死ねるのになぁ。
まぁ、悪い人間に捕まったと思って諦めてくれたまへ♪

水から引き上げられ、篭の底で「デッデ」とか細く鳴きながらへばっている三匹。
そりゃあ、窒息寸前まで水の中に居たんだ。人間だってへばるだろうよ。

用心の為軽く揺すり、演技でない事を確認してから篭の蓋を開けて一匹目を引っ張り出し直ぐに蓋を閉め直す。
山実装達はお馬鹿で危機感の欠落したそこらの野良実装とは違う。それなりに用心は怠らないようにするのがコツだ。

水を大量に使うので川の直ぐ側で作業を行う。
念のため数回腹を殴って糞が抜けたか確認してからやっつけるとしよう。
バケツの水を撒いて湿らせた愛用の俎板(近所の製材所から貰った板を流用)の上に、一匹目の山実装を置く。
他の二匹に比べて実装服が良いあんばいにすり切れて色が薄いし、酷く弱りながらも篭の中に居る二匹にデスデス声を掛けている。
ひょっとして春に産んだ仔か? 個人的な拘りでリンガルは持たない主義なので、確かめようが無いが少なくとも絆は深そうだ。
大丈夫だぞお前等、クーラーボックスの中でまた一緒になれるからな。もう暫くの辛抱だぞ。

「デスッデスデスッ、デ? デヒ、デデヒャ、デギャアアア、ギシャアアアアアア!!?」

手にした牛刀で素早く服と頭巾に切れ目を入れ、服を引きちぎる。
パンツをずり下ろし、靴も牛刀の鋒で引っかけて捨てる。
髪は下拵えが済むまでは毟らないでおくのが俺流だ。
弱々しく暴れる奴をうつ伏せにしてから腰に包丁の裏で痛烈な一撃を加え、背骨をへし折っておく。
こうすればわざわざ気絶させずとも動きを完全に封じる事が出来る。後は泣くか両手をジタバタさせる程度しか出来ない。
後は骨折が治癒される前に素早く捌いていく。
胸から総排泄孔にかけて一文字に腹を割き、内蔵を掻き出す。
内蔵は捨てたりせずに水の入ったバケツの1つに放り込んでおく。これはこれで丁寧に処理すれば美味しく食べれるからな。
こいつの偽石を確保すべく、偽石サーチャーを身体に当てて探って見る。さっき摘出した内臓を見た感じでは無かったから頭かもしれない。
ただ、この出鱈目生物はこちらの斜め上を行く位置に偽石があったりするから、念には念を入れておかねばなるまい。
調理する前に偽石を割るなんて実装料理人失格だしな、うん。

「やっぱり頭か」
「デ、デヒ……デ、デデデェェェ!?」

頭をこじ開けられ、偽石を取り出された実装石の表情はとっても面白キモイ。
ミツクチをパクパク、血の混じった泡をシュワシュワ、オッドアイをギョロギョロ。
そんな表情を楽しみつつ偽石をバケツの水で軽く洗い、実装活性化剤EXに漬け込む。
山実装の燻製肉を作るには数日かかるから、並の実装活性化剤では途中で偽石が爆ぜてしまう場合がある。
だから割高でお財布が結構痛いものの、こうして最高級品を何時も使用している。
こいつを使えば燻製の段階まで奴らの石が爆ぜる心配は殆ど無く、運が良ければ完成後の真空パックで保存した後でさえ生きている場合がある。

偽石を確保した後は回復速度も速まるのでさっさと作業を済ませる。
手足にも大きく切れ目を入れてから、河に付け込んで水洗い。
身体の方の汚れもしっかり落としておくのが衛生的。
古タオルで水気を拭き取ってから、断面図や内部をガスバーナーでさっと炙る。
こうしないと半日足らずで内臓をも再生させてしまうからな。火傷は実装石の再生力を封じる。
ついでに喉と総排泄孔を丁寧に焼き潰し、万が一にも糞が出たり喚いたりしないようにしておく。

これで頭の前髪と後ろ髪を頭皮ごと剃り落とせば下拵えはOK。
最初に毛を毟れば手間は少ないが、やっぱり禿裸こそ食肉実装石としてのあるべき姿。
締めで毛を剃り落とし、奴らの存在意義を『肉』として定義し、それ以外全てを否定し尽くしてこそ虐待師として正しい手順と言えるのだ♪

ピクピク痙攣し声帯を焼かれた所為で声にならない声で呻くだけの年長を俎板から退け、次の実装石を取り出す。
同じ動作を2回繰り返し、山実装燻製用の精肉は完了。皮なしも食べたいので一匹だけ途中で熱湯を掛けて皮を剥いておいたが。
いやぁ、我ながら手慣れているなぁ。やっぱ楽しいからかね?
それと残り二匹はやっぱり年長の仔だったのかもしれない。喉を焼かれて喋れなくなるまで開き状態の年長にデスデス声かけてたしな。
ま、どうでもいいや。なかなか根性があって笑えたから。

クーラーボックスに入れる前にもう一仕事。
先程さっと炙った部分に粗塩をタップリと揉み込んでおく。
こうすると痙攣するだけだった実装の開きが動くこと動くこと。
肉が再び軽く痙攣だけにするまで念入りに粗塩を隅々まで擦り込み、臭み抜きと余分な水気を抜く為の下拵えとする。
口と耳と総排泄孔にもみっちりと塩を詰め込んでおこう。
三枚の実装開きが完全にグロッキーしたら交互に重ねるようにしてクーラーに入れ、重しをしてから蓋をする。
三匹分のバケツに入った内蔵を選り分け、血を抜いたり管を開いたりして血合いを除き、粗塩でもみ洗いしてから水で洗う。
後は塩を入れたお湯に潜らせた後、再度水洗いし灰汁と血を軽くもみ洗いして流す。
これで別のクーラーボックスに入れればお終い。内臓は煮物やおでんの種にすると結構美味しいのだ。

「…………ェ……ェェ」
「……ェ……」
「……ェェ……」

ま、これでようやく家族水入らず(?)って訳だ。
家に帰って本格的な燻製作りが始まるまでゆっくり語らってなさい。



お仕事も終えたし、腹も空いた。
季節に何度かしか食べれない豪勢なお食事タイムと行きますか♪
実装ちゃん達のご様子は如何かな?

おや、おやおやや?
おやおやおやおやおやおや〜。これでもかって程パンコンなんてしちゃってぇ。
野生生活では、捕食者を呼び寄せるパンコンは厳禁だよねぇ?
厳格な群れだったら、即座に矯正教育か酷かったら追放モノだよねぇ?
親も仔もその仔も揃いも揃って糞蟲揃いですか?

だったら、冬籠もりする資格なんて無いよねぇ?
ま、秋仔は冬籠もり直前で使い捨てられるのが普通だけどさ。

流石に糞が臭いのでこいつらも先程と同じように水責め。
今度は仔実装が居るので水に漬けたり揚げたりを繰り返す。
ちょっと弱ったかな〜と思ったところで水責め終了。
糞が残ってる場合もありそうだが、その辺は後で手順を増やすしかない。
俺は料理に対して効率化も求めるが、やっぱり美学も大事にしているんだからな。

さてと、まずは手間がかかる料理から作るとしますか。

デヒデヒ言いながらも腹の仔を気遣う仕草をしている奴だな。
折角身籠もった奴を確保出来たんだ。アレを食べずには居られないってもんだ。
その為にわざわざ1つ余分に焚き火を焚いている訳だし、ねぇ?
秋仔が動き出すよりも手早く身籠もった奴を篭から引き摺り出す。

「デ、デシャアアア、シャア、シャアアアアア!!」

おー、元気元気。命に変えてでもワタシは仔を守るデスってか?
取り敢えず頭に牛刀の背中で天誅を数発喰らわせ、大人しくさせる。

野良みたく『仔なんて幾らでも産めば良いデスデププ』とは訳が違うな。
でもさぁ、折角お腹膨らませてもその腹の仔は間違いなく成体まで育つ由縁は無いんだよなぁ。
篭の底でへたばってる秋仔もそうだけど、間違いなくその腹の仔で仔実装として生を受ければ使い捨ての労働力。
冬籠もりの為の準備を延々と手伝わされ、準備が完了されたら川に流されるか高所からダイブさせられる。
親指は親の見えない所で長老か年配が干物にし、蛆ちゃんはオテテでほっくり掘った穴に放り込まれて繭化を促されるだけ。
繭の方は保温性に優れた防寒具になり、中身と親指オネエチャの干物は越冬中の貴重な栄養素となる。
山で産まれる秋の仔なんて須くそうなる運命なんだよねぇ。
秋口になって急に食い扶持が増えたりしたら、冬越え中に備蓄しておいた食料が尽きる可能性が出るからねぇ。
春と違って忙しいから教育なんてしている暇もないし、無能や糞蟲が紛れていてもじっくり選別なんてしてられない。
ましてや成長期の仔実装なんて大食らいだしねぇ。そりゃあ冬籠もり前に処分するよなぁ。

だからこそ、秋に産まれた仔達は総じて利用するだけ利用し、集落が越冬する為の礎として悉く死ぬ運命となっている。
馬鹿な野良とは違って山の奴らは生きる事にシビアだからね、血族を間引く事だって全くを持って容赦がない。

その辺を知らない仕草を取る辺り、こいつは春仔で初めて仔を産むのかな?
なるほど。他の連中がさっさと見捨てた秋仔達を身重の状態で庇い、俺に対して威嚇してた訳だ。
我が仔だけでなく他の仔まで庇うんだから、相当に愛情深い個体なんだろうなぁ。
そうかそうか、だったら大切に親仔共々料理してあげなければな。
何時までも仔と一緒ならこいつだって俺に喰われても感謝感涙に違いないだろうし。


俺が今から作ろうとしてるのは、我流のウム(産む)料理だ。
本来のウム料理とは、オセアニアの郷土料理。
焚き火で石を焼き、焼けた石の上に食材を載せた後バナナの葉で覆い尽くして蒸し焼きにするのだ。
ガキの頃テレビの海外特番でやってたの見て、美味そうだなと憧れていたもんだ。

俺が作る料理も石を使って蒸し焼きにするのは似通っている。
ただ、かなりアレンジして俺独自のものになっているが、まぁ美味しいから問題無し。

焚き火を少しどかして下の石の様子をみてみる。おお、良い具合に熱してきた。
じゃあ、そろそろ始めるかね。覚悟はいいかな実装ちゃん?

「デ、デアアアア、デシャアアアデギャッ!?」

抵抗する身重実装ちゃんに往復ビンタをプレゼンツし、怯んだところでうつ伏せにさせる。
腹の仔を傷付けないようにピンポイントで腰の骨を砕いて動きを封じる。
尚も威嚇と辛うじて動く両手をジタバタと動かして抵抗を止めない実装石。
仔の事がそんなに心配なのか。大丈夫だぞ〜直ぐに逢えるからさ。

笊をバケツの上に載せ、後ろ毛を纏めて引っ掴みその上に実装石を翳す。
ブチブチと千切れる髪を嘆く実装石に構わず、持ってた牛刀で奴の額の上に軽い切り傷を付ける。
その血をすくって両方の緑色の目を赤く染めてやった。
自分の身体にニンゲンさんが何をしたのか理解したらしく、髪の毛がますます千切れるにも構わず両手を振り回して慌てる実装ちゃん。
しかしその手は何も捉える事は出来ない。捕食者である俺を倒す事も、強制的に産まさせられる仔達を助ける事も。
無力だねぇ滑稽だねぇ哀れだねぇ。そーら、出て来たぞ〜。

『テッテーレ♪』

はい、秋仔ちゃんの誕生です。
仔実装が3匹、親指が1匹、大振りの蛆が2匹ってトコだな。
必要以上に産んで身痩せされても困るので、即座に水をぶっかけて強制出産を停止。
笊の上で粘膜にまみれテチテチレチレチテフテフ鳴いてる仔達を河原の流水で洗い粘膜を取り払う。
親指と蛆は篭に残したままで良いか……こいつらは食える身が少ないしな。
大概は塩茹でか炒め物の具程度。無菌飼育で鮮度が良ければ醤油漬けの蛍烏賊みたいにして食べてもいいが。
まぁ、秋仔ちゃん達の猟師汁に参加して貰うとしよう。なのでこいつらは後回し。
小賢しく逃げないようにバケツの水を捨ててその中に放置しておいた。

待ち望んだ我が仔を勝手に産まされおまけに粘膜すら取られてくれなかった所為か、親がデスデスデギャデギャ五月蝿い。
若干頭が凹むぐらいに牛刀の背中を叩き付け、泡を吹いたところで偽石サーチャーで身体を探る。
腹の方にあるようだな。内蔵を取る時に確保すればいいか。
先程よりは短めに腹を牛刀で一文字に割く。大きすぎると後々面倒な事になるので、内蔵が問題なく取り出せる大きさであればよい。
無論内蔵を傷付けないように、偽石を割らないようにと。
手探りで偽石を探し出し、バケツで洗ってから活性剤EXの方に漬ける。
内蔵を取りだし別のバケツに選り分け、中を綺麗に洗う。
篭の中でガタガタ震えて居た仔実装ちゃん。お乳代わりに含ませた実装活性剤が無かったらパキンしてたかな?
よしよーし、充分な時間を置き母胎で成長した為良い具合に大振りだ。
血涙を流しながら何やらテチテチ鳴いているが大方「ママに酷いことしたら許さないテチ」とかだろう。
大丈夫だぞ。お前等にもすっごく酷い事してやるからな。俺って実装ちゃんに対しては平等(虐待・暴力限定)主義だし。

さて、ウム(産む)料理で目玉具材である仔実装ちゃん達三匹です。テッテーレ♪
手早く髪の毛をプッチン、服もむしり取ってあげやう。哀れ、誕生後五分足らずで禿裸になっちゃいましたー。
テェェンテェェェンと魂の泣き声を上げる仔達に腹を切開されつつも母親がデスデス声をかけてますよ……あ、いけねぇ腹の中炙らないと再生しちまう。
ついでに親実装の両手両足の骨を念入りにへし折り、首の骨にもヒビを入れておく。暴れられたら俺が危ないし料理が台無しになるからな。

「デス、デスデッ……ギャアアアアアアアアアア!!!」
「「「テ、テチャアアアアアアアア!!??」」」

腹の中を軽く炙った後、臭みと余分な水気を抜く為中に塩をタップリ擦り込んでおく。
さてごめんね仔実装ちゃん達お待たせしました〜、あら、姉妹仲良く抱き合って泣き合うなんて。
野良じゃ見れない麗しい姉妹愛だねぇ。美しいねぇ。美味しそうだねぇ。

しかし、調 理 す る よ?
いいねぇ、この台詞を聞いて目を見開いた実装石の絶望に満ち溢れた形相って♪

ヒシっと抱き合う姉妹を引き剥がして一匹ずつ腹をかっ捌いては偽石を取りだしてEXに漬け込んでおく。
共食いの心配は無いと思うが、念のため食べないように仔実装達の口にラジオペンチを突っ込んで無造作に歯を毟っておこう。
歯を全て抜歯すると馬鹿極まった野良でも随分と大人しくなるのだ。生まれ立ての仔実装なら言わずもがな、だろ。
水洗いしたら親と同じように軽く炙った後、味噌と和えた秋の山菜(家で作って来た)をパンパンになるまで詰め込んで楊枝で止める。

全ての仔実装の下拵えを終えたら、いよいよ蒸し焼きの準備に入る。
目の前で仔を無惨な姿にされ血涙を流しながら弱々しく威嚇している親実装を俎板の上に載せる。
腹の中に酒で洗い余分な塩を流す。調味料を注いで良く馴染ませてから仔実装達を空いた腹の穴に押し込む。
仔達が手足をジタバタと動かしながらヘフェヘフェと鳴いているがこりゃもうリンガル通しても解読出来んわな。
と言うかあんまり暴れるとママが辛そうだぞ。良い仔は大人しくしてなさーい。

仔実装を母胎回帰させた後、凧糸で素早く腹を縫合。完全に封印する。
お腹を裂かれ内蔵を掻き出されパンパンになるまで異物を詰め込まれた仔実装じゃ、どう足掻いても脱出する事は出来ない。
親実装の身体の表面にタップリと練り塩を塗りつけた後、アルミホイルで厳重に包み込む。
途中で窒息されては困るので口に鉄パイプを差し込み、親と腹の中の仔達の気道を確保しておこう。
ここで失敗すると親仔共々さっさと死んでしまい、旨味が中途半端にしか出ないので注意。

実装の方は準備完了。
今度は焚き火の方だな。
石を何個か撤去し、丁度親実装が入る程度の窪地を作る。
小砂利だらけの窪地は焚き火によって熱されている。うーん、良いあんばいだ。
そこに親実装を安置し、それを囲むようにして焼けた石を再配置する。
暴れようにも暴れられないのでピクピク痙攣するだけだ。やっぱ活きがいいねぇ。

後は炭を上に載せ直し、じっくりと蒸し焼きにすればいい。
時折鉄パイプの穴に耳を近づけると、腹の中で灼熱地獄を体感している仔達の健気な絶叫が聞こえたりする。
加えてこの鉄パイプからの音は、ウム(産む)料理の焼き頃を教えてくれるという重要な役割も果たす。

うん……か細い呻き声しか聞こえなくなった。頃合いだな。

バーベキュー用の金網を用意してから、焼き石を掘り起こす。
熱々に熱された親実装を掘り出し、焼き石と炭を元の位置に戻す。
慎重にアルミホイルを外すと……うほっ、 良 い 匂 い だ ♪
そこらの農場実装なんて比べものにならない位に美味そうな匂いだ。

後は憤怒と空絶な痛苦に歪んだ顔や身体を金網の上でゆっくりと焼きながら練り塩を剥がす。
鮎の塩焼きと同じで、たっぷり魚全体に湿らせた塩を付けてから焼き、食べ頃になったら塩を剥がして再度焼く。
こうすれば焼く過程で塩が身に染みこんで塩が付いて無くても味がするし、何より焼きすぎるという事が無い。
実装ちゃん料理であれば皮膚呼吸できない痛苦と塩が火傷に染みこむ事によって味わう激痛によって旨味が倍増するという、まさに良いこと尽くめ。

この分では、腹の仔達も良い具合に苦しみ抜いただろうな〜。
腹を開けた時の形相が実に楽しみだよ。しかも、この分だと辛うじて生きているみたいだし。

さっきの秋仔達と蛆と親指で作った猟師汁も良い具合に煮えて来た。
さぁ、食べ頃の熱々を頂くとしよう。

いっただっきまーす♪





完



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【託児】託児オムニバス
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【哀】初夏を迎える季節
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【ホラー】幽霊屋敷
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