「伯母ちゃん、やめテチィ。それはママが残してくれたものだから大事に使っていかないと駄目なんテチィ」 「使わなきゃうちの子が育てられねえんデス。妹の子だからお前のめんどうもみてやってんだからよこすデス」 「伯母ちゃんは悪い子も残してるからびんぼうなだけテチィ。ちゃんと家族計画してれば蓄えを使う必要なんてないテチィ」 「ああもううるさいガキデス。妹のたくわえがうまってる場所はおぼえてるから用なしデス。ぶっ殺してやるデス」 いくら糞蟲が糞蟲だからってこれは酷い このやりとりで昔見た特撮のちょっと後味悪くてむかつく回を思い出しちゃったじゃないか スーパーサイエンスネットワーク回はだいたい鬱だけど、あの回の遺産流用クズ親戚婆に何の報いもなくゲストキャラの少年にろくに救いがないのは 名作ジャンパー○ンのほぼ唯一の汚点であろう では、それと類似する状況を見てしまったらどうすべきか 糞蟲は替え歌でぶっ殺そう ♪ニンゲンが来る 公園の中を  ニンゲンが見すえる 虐待派の視線で  首を切る ただのカッター  吹きすさぶ 怒りのつむじ風  教えてくれ お前らは何だ  どこから来やがって 何でもいいが地獄へ  お前らの存在は ニンゲンの悪夢さ  糞蟲 実装石 「デギャー、何するデスゥ!なんで私の子たちを殺すデス」 「うるさい、そっちの仔蟲の言い分を聞く限りじゃお前は糞仔の間引きもしないで姉妹の遺産にたかってる糞なんだろ」 「そいつが嘘をついてるかもしれないじゃないデスゥ?」 「俺はお前らの死角の方から来たからニンゲンさんに見られてると気づいてないのになんで嘘つく必要があるんだよ」 「デギャdぎlkjd」 「じゃあ、残ったお前も死のうねえ」 ♪糞蟲に夢を見る資格なんかない  誰も愛していない自己中  マッチ擦られて燃える やかましい頬に  垂れてるベチョベチョ 涙だろうか  やさしさは時には ぶっ殺すことだと  言ってるような あいつの背中  実装石 Oh 実装石  独り死んで逝け  独り死んで逝け 「テチィ…」 「やあ、姪っ子石、頼まれてないけど糞おばちゃをぶっ殺してやったぞ」 「ニンゲンさん…、私は…」 「勘違いして飼ってくれとか言うなよ」 「言いませんテチィ。でも、私は殺さなくていいテチ?」 「今日はもう満足したからなあ。次にこの辺に来れば殺すかもしれないが、それはお前の運次第だ」 「テェ」 「せいぜい誰かに虐殺されるか公園ごと殺処分される日まで生き抜けよ。頑張れ、仔蟲」 実装石も仔蟲と死んだ親程度に知能があって慎ましいやつばかりなら人間と共存できたんだろうか いや、今日のは気まぐれだ 悪くない個体は自分で殺そうと思わないだけだ 虐待派 FOR HUMAN