コンペイトウと実装石(4/8) 「」 06/10/27(金)01:42:53 No.3110[返信]
「これは餞別さ・・・。帰ろうぜ。」タケシは、親実装をなだめようとする僕の肩を叩くと、コンペイトウに駆け寄る仔実装たちの歓声を背に受けながら、公園の出口に向かって歩き出した。僕も慌ててそれを追う。
帰る道すがら、僕らに歯をむく親実装の事を考えていたら、僕の両親も実装石を嫌っていた事を思い出した。「なんで大人になると分かり合えなくなっちゃうんだろう・・・。」タケシは何も答えなかった。冷たい風が、僕らの肩を吹きなでていった。